コカイン


コカイン

 コカインはコカという灌木の葉が原料です。原産地は南米で、古代から貨幣と同様に扱われる貴重な植物でした。後にヨーロッパでコカの葉から独自のアルカロイド成分・コカインが分離され、麻酔薬として使われるようになりました。

 コカインはごく少量でも生命に危険な薬物です。主に鼻の粘膜から吸いこんで摂取するため鼻が炎症を起こし、肺も侵されます。この麻薬のもっとも特徴的な中毒症状には、皮膚と筋肉の間に虫がはいまわるような感覚が起こる皮膚寄生虫妄想というものがあります。また、脳への影響も大きく、痴呆状態となり人間として生きることそのものを放棄することになるのです。これらの他にも妊娠中のコカイン摂取が子供に及ぼす影響(コカインベービー)も重要な問題です。

 コカインの恐ろしさは、どんな人も決してやめられないことにあります。ゆっくりとした死への道筋をたどらせるコカインについて認識していきたいものです。

【コカインの症状】

 コカインは中枢神経を刺激します。即座に現れる作用には、瞳孔の散大、血圧・心拍・呼吸・体温の上昇といったものが含まれます。常習的使用では、鼻の粘膜に腫瘍をつくる危険性がありますが、時折使用するといったケースでは鼻詰まりや鼻水が見られます。不衛生な注射針を使いますと、肝炎やエイズ、その他諸々の病気に罹る恐れがあります。コカインの遊離化(普通は塩酸コカインなどのように「塩」の形ですが、これから「塩基」を取る化学的加工)の作業では溶媒(引火性が強い)の使用が絡んでくるため、爆発による死傷事故が発生することがあります

 コカインは身体及び精神の両面に依存性を作るのでこのクスリなしでは生きていけないように感じるようになります。おまけに耐薬性がすみやかに向上しますので、同じ効果を得るのに必要な量が次第に増えてゆきます。

 クラックと呼ばれるコカインの遊離体である塊状物質(「ロック」rockでここでは固形石鹸を砕いたような小さな塊が幾つもある状態)は非常に中毒性が高く、且つその作用はものの10秒程度で発現します。代表的な作用としては、瞳孔の散大、脈拍の増加、血圧の上昇、不眠、食欲減退、触感異常、偏執病症状、そして各種の発作です。コカインは脈拍や心拍をコントロールする脳の機能を破壊しますので、死を招くこともあります。

【精神的症状】

 コカインを摂取すると、いわゆる「ハイ」な感覚に包まれます。ハイとは、極めて幸福な感覚で、やる気に満ち自信にあふれた人物になったような気持ちになることです。しかし、依存性がたいへん高いこの薬は使用量もどんどん増え、アッと言う間に中毒者へとなってゆきます。

 薬の効果が切れると、不眠や疲労困憊、焦燥感、鬱などの症状が始まり、妙に多弁になったり、何かをせずにはいられないような衝動(例えば椅子から立ち上がったりまた座ったりといった無意味な行動)にかられます。この衝動はたいへん脅迫的なもので、自分で止めようとしても止められません。

 乱用の繰り返しによる慢性的な症状としては、幻覚や思考の異常、精神錯乱、そしてコーク・バグと呼ばれる特殊な感覚が起こります。コークとは「コカイン」、バグとは「虫」の意味で、日本語では「蟻走感」と呼ばれています。その名の通り、体中を小さな虫に這い回られるような気味の悪い感覚です。ことに皮膚と筋肉の間に虫が走る感覚がし、皮膚が裂けるまでかきむしらずにはおれない状況に陥ります。

 こうした症状が常に繰り返されるようになり、まともな精神状態を保つことが難しくなってきます。最終的には錯乱に陥り、完全な精神障害を受けることになるのです。

【コカイン乱用の兆候】

●不眠
●鼻水、副鼻腔性頭痛、鼻腔内炎症
●食欲減退と性欲亢進
●人間関係、学校、家庭、経済及び就労上の問題等、各種の問題の発生
●抑鬱、焦燥、疲労困憊
●通称「コークバグ」(「コーク」はコカイン、「バグ」は小さな虫の意。ここでは「蟻走感」で、皮膚の下を蟻が走るような不快な感じを言う)によって、皮膚を引っかくため、赤くなる現象が見られる。
●頭痛、瞳孔散大、振せん(しんせん=ふるえ)、悪心
●多弁、発熱、心拍上昇
●使用に関係する器具としては、小さなスプーン、小さなビニール袋(日本で言うところの「パケ」[packet])、小さな鏡(これはコカインの粉末をこの上において、それを畦状に延ばし、それをストローで鼻から吸うのに使うのである)、小さなバイアル瓶(薬瓶)、カプセルなど。

【精神障害】

●コカインの依存者は、もうやめることができないこと。
●脳の中では本来は覚醒の後に訪れるべきリラックスした感じを伝達させるために必要な化学物質を、コカインがストップさせてしまい、相変わらず典型的な形のドーパミン(快楽伝達物質です)を作って流し続けるので、依存性ができる。
●多幸感(恍惚感)が消失しますと、イライラした抑鬱状態に苛まれる。
●重度の偏執病の症状
●強迫的衝動的行動
●幻覚
●異常で不合理な考え方

【精神的症状】

 コカインを摂取すると、いわゆる「ハイ」な感覚に包まれます。ハイとは、極めて幸福な感覚で、やる気に満ち自信にあふれた人物になったような気持ちになることです。しかし、依存性がたいへん高いこの薬は使用量もどんどん増え、アッと言う間に中毒者へとなってゆきます。

 薬の効果が切れると、不眠や疲労困憊、焦燥感、鬱などの症状が始まり、妙に多弁になったり、何かをせずにはいられないような衝動(例えば椅子から立ち上がったりまた座ったりといった無意味な行動)にかられます。この衝動はたいへん脅迫的なもので、自分で止めようとしても止められません。

 乱用の繰り返しによる慢性的な症状としては、幻覚や思考の異常、精神錯乱、そしてコーク・バグと呼ばれる特殊な感覚が起こります。コークとは「コカイン」、バグとは「虫」の意味で、日本語では「蟻走感」と呼ばれています。その名の通り、体中を小さな虫に這い回られるような気味の悪い感覚です。ことに皮膚と筋肉の間に虫が走る感覚がし、皮膚が裂けるまでかきむしらずにはおれない状況に陥ります。

 こうした症状が常に繰り返されるようになり、まともな精神状態を保つことが難しくなってきます。最終的には錯乱に陥り、完全な精神障害を受けることになるのです。

【コカイン乱用の兆候】

●不眠
●鼻水、副鼻腔性頭痛、鼻腔内炎症
●食欲減退と性欲亢進
●人間関係、学校、家庭、経済及び就労上の問題等、各種の問題の発生
●抑鬱、焦燥、疲労困憊
●通称「コークバグ」(「コーク」はコカイン、「バグ」は小さな虫の意。ここでは「蟻走感」で、皮膚の下を蟻が走る
ような不快な感じを言う)によって、皮膚を引っかくため、赤くなる現象が見られる。
●頭痛、瞳孔散大、振せん(しんせん=ふるえ)、悪心
●多弁、発熱、心拍上昇
●使用に関係する器具としては、小さなスプーン、小さなビニール袋(日本で言うところの「パケ」[packet])、小さな鏡
(これはコカインの粉末をこの上において、それを畦状に延ばし、それをストローで鼻から吸うのに使うのである)、小
さなバイアル瓶(薬瓶)、カプセルなど。

【コカインの精神障害】

●コカインの依存者は、もうやめることができないこと。
●脳の中では本来は覚醒の後に訪れるべきリラックスした感じを伝達させるために必要な化学物質を、コカインがストップさせてしまい、相変わらず典型的な形のドーパミン(快楽伝達物質です)を作って流し続けるので、依存性ができる。
●多幸感(恍惚感)が消失しますと、イライラした抑鬱状態に苛まれる。
●重度の偏執病の症状
●強迫的衝動的行動
●幻覚
●異常で不合理な考え方


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