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検証実験

検証3.盗聴されていると電話にノイズ(雑音)が入る

電話の検証実験

電話は盗聴されているとノイズ(雑音)が発生すると言われているが、本当だろうか?
もしするならばどんな雑音がどういった理由で発生するのか?実験を行って検証してみた。

実験方法

  1. 電話はアナログのファクス電話機を使用。
  2. 電話盗聴器として周波数がUHF帯のモジュラコネクタ型の発信器を使用。
  3. サンプル音響は音響発信器より2音を発生させ電話のハンドセット(受話器)より入力。
  4. 電話回線に接続した録音用のテレホンピックアップを使用してパソコンへ音響入力。
  5. ヒアリングテストはハンドセット(受話器)の音を直接試聴。
  6. NTTの番号間違いのアナウンスの無音時にパソコンの画面をサンプリング。
  7. 実験日時は2003年1月16日13:46

実験はアナログ回線のファクス電話で行った。

電話線の回線切り替えのボックスのところから、ホームセンターで市販の録音用テレホンボイスピックアップにて取り出した音をパソコンに入れる。(ティッシュの箱の上の黒い物がテレホンボイスピックアップ)

電話機の後ろからの電話線を確認する。

通話状態で下から音が出る音響発生器で約700Hzと1600Hzの音を発生させ逆さまにして、受話器より音を入れる

間違い番号をダイヤルして疑似的に回線が繋がると、およそ700Hzと1600Hzの音がはっきりと出ているのが判る。

対象の電話線を周波数カウンターのアンテナに沿わせる。

電話機の後ろの電話線に、モジュラーコネクタ型の盗聴発信器を取り付ける。(盗聴は電話回線上なら何処でも構わない)

対象の電話回線から盗聴電波が出ているのが解る。

僅かに音が小さくなっているようだが、雑音らしき物は何処にも出ていない。 (もちろん直接、聴いても雑音らしき音は聞こえない)

パソコンソフトの表示範囲を人の可聴限界付近の22000Hzのまで確認したが、可聴域周波数の範囲内に特に発生したノイズはない。

これはアナウンス状態の時をサンプリングした物だが、波形は絶えず変化している状態だが、この状態でもノイズとは無縁のようだ。


結果

今回の実験では試聴実験及び音響スペクトログラムの解析を行ったが、結果として雑音の発生は確認されなかった

解説

電話盗聴器の取り付け方を考慮すれば、配線の接続不良等で雑音が出ることも考えられるが、出る確率は非常に低いので雑音イコール盗聴ではなく、出ていなくても盗聴の可能性があるため、それらに頼った判断は危険である。
つまり雑音と盗聴とは直接関係なく実際に盗聴されていても聞いて判るものではないと言うことだ。

電話盗聴の基本知識

電話盗聴器はハンドセット(受話器)を上げるなどして電話局とつながる状態で初めて電波が発信されます。 オンフックボタンを使用しても繋がりますが、普通ビジネスホンはハンドセットにしか盗聴器を付けることしかできないので、調査の場合はハンドセットを上げて調べる方が基本です。
そのため受話器を置いたままの待ち受け状態で調べても盗聴器は発見できません。

また電話盗聴器は電話機だけでなく電話局までの何処に取り付けても同じように盗聴できるので、集中端子盤や屋外の保安器・電柱の端子函などを調べる必要があります。

盗聴器は電話線から電源が供給されるので、電池は不要で電話線に流れる信号を拾うので、マイクも必要ではなく電池式の室内盗聴器に比べてその容積は更に小さくなります。
その上発信器に必要なアンテナ線は電話線がアンテナの役目を果たすように作られているので、発信器を電話線の接続箇所の中に入れた偽装品型の盗聴器が多く、仕掛ける側はモジュラジャックやコネクタ・保安器のヒューズを盗聴器の入った物と交換するだけなのです。

電話盗聴の注意や特徴を整理すると

  1. 電話盗聴器は通話状態にしないと電波は出ない。
  2. 電話機から電話局までの何処に取り付けても盗聴される。
  3. 発信器は電池などの電源が不要。
  4. 発信器にはマイクやアンテナが無い。
  5. 主な取り付け場所は電柱・保安器・ジャックやコネクタ・端末機器など回線の接続箇所。
  6. 保安器などの偽装品型盗聴器があり、外見だけで判らない。
  7. ISDNのデジタル回線でも盗聴器をアダプタから端末間に取り付けられると盗聴される。
    (ビジネスホンでも盗聴される)
  8. 普通のコードレスホンは秘話装置が付いていても傍受される。
  9. ファクスの画像も全く同じ様に内容が盗聴(盗まれる)される。
  10. 盗聴器が取り付けられていても電話局の回線試験ではまず検出される事はない。
  11. 電話回線監視式の盗聴検出機器では検出できない盗聴器がある。
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