空港と禁煙(囮捜査)


 中国の地方空港もほぼ禁煙(禁烟)となっている。広州の白雲空港や長沙の黄花空港には、大きな白い壁に禁煙の表示と罰金10元とも書かれている。ところがその下に、なんと灰皿が用意されているのである。いったいどないなっているのかしらと、しばらく観測をしていると、ひっかかる、ひっかかる、台湾からの、香港からの旅行者がつぎつぎんひっかかっている。さすが日本人はあまりひっかからなかったが、ほんの数分間で数百元を巻き上げよった。なんと灰皿の設置は、罰金徴収のための囮だったのだ。クワバラクワバラ。でも、ちゃんと10元なりと領収書を書いて渡していた。(7/98)

 最近知人から効いた話であるが、これに類する罠が至る所に見られるようだ。空港なんかで2階が休憩所となっているとき、一階の入り口で入場料を取りよる。2階はさぞかしカンフォタブルなベットとか、熱い湯茶のサービスでもあるのかと2階に上がったら、なんのことはない、テレビの前の、一寸横になるボンボンベットは別に使用料が必要とのこと、ただでは使わせてくれない。別料金5元がきっちり徴収される。入場料と合わせて15元なりで、なんぼ中国貨幣が安価だと云っても、気分が逆撫でされるようだ。

 何処からともなく漂ってくる異臭は部屋の隅にあるトイレのようだ。立て付けが悪いのか、扉はあいたまま、ニホイのするのも当然のことだ。まあ、いいっか、小の利用と勇み立ったが、酷い汚れ、大なら使用にあたわづというところだ。息をこらし、息をつめ、やっとの事で、窒息を免れて、無事ことが終わって、晴れやかな心地で自分の席まで戻ったら、2階の100kgを優に越す用務員のばあさん、烈火の如き剣幕で怒って、いきまいているようだ。何がなんだかわけがわからん。

 あまりの汚さで、もし踏みつけてでもしたら、大変だと少し遠目のところから、元気良く飛ばしたので、怒っているのかなあと思ったが、何がなんだか訳がわからないまま、聞いてみると、アケッぱねされていたドアの外側に、解放のママ使用するべからず、開けたままの使用は、罰金30元とかかれているではないか。平身低頭謝ったが、ばあさん聞く耳持たずで、泣く泣く10元に負けていただいた罰金を支払う羽目に相成った。これまた罰金を負けてくれるところが、なんといってよいか、呆れて口がふさがらん。

 一寸ゆっくり休むだけのことが、これにはまいってしまった。こんな所はほどほどにと、ボンボンベットの使用料5元を払おうとすると、リックをおいていた隣のベット分も支払えだと、もういい加減にしてくれ。中国は恐いところだ。


禁煙列車
デパートの正札





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