禁煙列車


 青島から済南(泰安-青島)まで四〜五時間の旅、特等軟座車に往復乗車した。例の広軌軌道の上、片側二列の四列だけで廊下は広いし、以前に比べてトイレも綺麗になった。まあ、湯茶のサービスもあり快適なものだった。軟座車でも五列(二列と三列)の列車も連結されており、我々は4列の2階席で田園の風景も堪能した。やはり広軌の列車は違う、全然揺れを感じさせないし、疲れもだいぶ違うようだった。

 いつもニッコリ可愛い客室担当乗務員の小姐が、他車からから乗り移ってきた乗客に、凄い剣幕でまくし立てていた。こんな可愛い子ちゃんが、何処からそんなエネルギーがでてくるのか。

 中国人は男なら、顔を見ると一本どうですか、とタバコを勧める。数人集まれば、だれかが、タバコを差し出し、火をつけ合う。いわば中国的ごく普通の挨拶なのだ。しかし、ここも世界の趨勢に遅れじと、この快適列車も全車禁煙だった。当然のことだろう。乗車前に、旅行社のオネイチャンから厳重に注意を受けていたが、現実はまったく違った。全く喫煙車であった。でも車掌さんはじめ、売店の兄ちゃんもみんなタバコをふかしよった。乗客もつられて一緒になって、ぷかすかやっていた。トイレの横の洗面室はタバコでもうもうとしており、こんな禁煙列車経験したことなかった。規則はやはり守った方がよい。(7/99)


空港の禁煙注意
中国四方山話



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