コロンス島
アモイの思明(明を思う)区の埠頭から船で約10分鼓浪嶼(コロンス)島へ渡る。フェリーの料金は1元(2階席は1元プラス)。鼓浪嶼に最初に歴史の足跡を残した鄭成功の大きな像が海を挟んで厦門を望んでいる。彼の記念館もこの島にある。鄭成功は清に反対して、明を復興さそうとした英雄で、台湾の台南の地にもかれの記念碑(オランダ支配から台湾を解放した)が見られる。この島は居留地時代の別荘地として栄え、十八カ国のさまざまな様式の洋館が建てられ租界時代の面影が強く今も残っている。ホウオウ木やブーゲンビリアの花が咲き乱れ、海上の楽園を呈している。他の町と比べ、ゴミも殆んど落ちてなくとても綺麗な赤煉瓦の町並みでエキゾチックだ。鼓浪嶼島の高台に、望遠鏡を覗かせる商売が有って、覗いてみると、小金門の島が見え、「三民主義統一中國」と書いた台湾政府のプロパガンダの看板の文字が読めるようだ。
とにかく暑かった。小さな島の隣のまた島、紫外線が強く日焼けや日射病には注意が必要だ。でも海岸線のブーゲンビリアや椰子の木陰に入れば海からのそよ風が快い。
島内は車1台もなく、観光客は徒歩で回るより致し方あるまい(最近電気のカートが利用できるようだ)。島内は18世紀時代からのリゾート風建物やいかにも疎外地らしいエキゾチックな雰囲気が漂っており、高級住宅地であるに違いない。ピアノ博物館にはいろんな種類のピアノが展示されていたが良く判らなかった。どこからかピアノのレッスンに励む音が聞こえてくる。この音楽を聴きながら、海辺でチャイするなら根っからのアモイ子というものなのだ。とにかく奇麗でエキゾチックな街、それがコロンス島なのだ。
コロンスの良さはやはり歩いて回るに越したことはない。煉瓦づくりの塀、やはり煉瓦づくりの洋館風建物、石畳の街路、全てがエキゾチックなるも、起伏も結構あり徒歩では少しきついようだ。やはりカートを利用して、要所要所で徒歩を交えると良いようだ。島内最高峰の岩の上と反対側はリフトで結ばれ、リフトの上から島内を一望できるし、海から吹く風がことのほか爽やかだった。海岸沿いのレストランでは兜蟹、いろんな種類の貝類や魚類が売られていた。アサリやドブ貝の塩焼きも良さそうだった。(5/17/2000)