狙った獲物
バリ(インドネシア)のクタの街の治安の悪さは前から聞いていたので、オーストラリアからこの街に着いた時には普段以上に注意が要した。宿を案内するという人がしつこく付きまとって来たりするが、ここでは無視して歩いていても勝手についてきて宿に着いたら案内したのだから金をくれなどと言うものも多数いる。僕が歩いていた時もそんな奴がついてきた。ちょっとでも話をしてしまったらいつまでもついてくる。しばらく歩いていると、別の2人組みの男達が現れて「これはおまえの友達か」と聞くので、「違う」と答えるとその男は今までつきまとっていた男を突然突き飛ばし、突き飛ばされた男はあわてて逃げていった。どう考えても更に悪い奴等と一緒になってしまったことは明らかで、「何を探しているんだ俺達が案内しよう」と言ってきたが、「これは親切にどうも」などと言ってついて行けば金を巻き上げられることは間違いない。幸い「これから列車に乗ってクタを出るから」と言って離れることができたが、列車を待っている間にもカモを探している自称学生とかガイドだとか言うのがやってきた。なんにも関わらず無視するのが一番の得策だ。
homeに戻る 旅行記に戻る 旅のエッセイ