香港新空港

空港情報(Hongkong Official Guid Vol 1 1998)より転記掲載


 新空港の開港(98.7.6)が目前に迫った。新空港はチェクラップコック島に建設される。もう、ほぼ完成しているようで、最後のピッチを挙げて日夜突貫工事をやっているのだろう。チンマー大橋も既に完成、実際の用に呈されていた。この他にも橋の建設が行われていた。九龍半島と香港島しか知らなかったが、ランタオのすぐ北にあるチェックラップコック島にでき、現在の啓徳空港の約4倍の規模だそうで、ターミナルビルだけでは約9倍の広さになるという。今回の宿舎のホテルがあるGoldCoastBayからは、新しい空港の方が望見される。夜間は道路がライトアップされており、幾つもの橋が連続したつながりとなって、美しい景色を呈していた。。
 新しい香港国際空港は、単に香港と世界を結ぶゲイトウェイではない。過去から未来へ。香港と21世紀とを結ぶ、時代のゲイトウェイでもあるのだ。

 アクセスも素晴らしい新国際空港
香港島のセントラルからの新空港までの距離は約26Km。移動のための所用時間はエアーポートエクスプレス23分、エアポートバスでは、コーズウェイベイから56分と抜群のアクセスの良さを誇っている。なかでもとくに注目を集めているのが、新空港と香港市街の約34Kmを時速135Kmで走り、所用時間23分(九龍駅-空港間は19分)で結ぶという夢のエアポートエクスプレスだ。
 エアポートエクスプレスは新空港のオープンと同時に開通を予定しており、毎日朝5時から夜中の1時まで8分間隔でで運転される(需要の多いときは4分間隔で運行)。停車駅は空港駅・青衣駅・九龍駅・香港駅の4駅。車両は全車ビジネスクラススタイルでゆったりしていて、スーツケースの置けるスペースもある。

 ショッピング天国香港を空港で実感
新空港はそれ自体が巨大なショッピングセンターと呼べるかも知れない。「香港スカイモール」と呼ばれる空港内の乗客ターミナルは、香港を訪れる観光客が、最初に接することになるユニークなショッピングモール。全体が5つのゾーンに分かられ、飲食店、銀行、両替センター、DFSなど140以上のショップやサービスセンターが並ぶ。必要なものは殆どここで揃えることが出来、まるで小さな街がまるごと空港の中に現れたかのようだ。

  搭乗手続きが簡単、快適なITCIシステム
新空港のオープン、エアポートエクスプレスの開通と同時に、我々の空の旅を快適なものしてくれるシステムも導入され。ITCI(In Town Check In)と呼ばれるこのシステムは、香港駅、九龍駅でエアポートエクスプレスの切符を購入する際、そのまま荷物を預ける手続きができ、さらに利用フライトの搭乗券までも受け取ることが出来ると言う便利なチェックインシステムだ。預けた荷物は最終目的地で、受け取ることになるので、利用客は手ぶらで空港まで行けることが出来る。この便利なITCIシステムの導入によりエアポートエクスプレスの利用客が増えれば、空港への自動車、バスの乗り入れが減少し、空港へのアクセスがよりスムーズになるだろう。

 香港の旅に、また一つの新しいスタイル
エアポートエクスプレスとITCIシステムのおかげで、帰国便に乗る前に、空港周辺の観光を気楽に楽しむことも十分に可能となる。新空港が出来るチェクラックコックは、香港最大の島ランタオ島のすぐ北側にある小さな島で、2つの島は橋で繋がっている。ランタオ島は、壮麗な山々と美しいビーチに恵まれた香港有数のリゾート地でもある。たとえば、帰国の途につく前に、ちょっとランタオ島により道して、その豊かな自然と歴史に触れてみる。そんな香港の楽しみ方も、これからは可能となるだろう。また新しい九龍駅には9万6千ヘーベのショッピングセンターと4軒のホテル、香港駅にも9万ヘーベのショッピングセンターと2軒のホテルがオープンされる。

 料金:エアポート・エクスプレス
       香港駅(セントラル)-空港  HK$100
       九龍駅(カオルーン)-空港  HK$80
       青衣(チンイ)-空港     HK$40

    タクシー(的士)
       空港-香港島(湾仔) 約HK$310
       空港-九龍(油麻地) 約HK$255

 7月6日新空港は開港した。前日から新空港への引っ越しを見ようとする野次馬が啓徳空港や街の交差点におしかけ、交通は渋滞し大変だったらしい。新空港の方は初日からコンピュターの取扱のふなれから、軒並み遅発したらしい(人民中国)。日本の報道によれば、混乱の原因はそんな簡単なことでなく、根はもっと深いところにあるようだ。


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