「旅の理不尽」(宮田珠己薯小学館)
先日ふらりと書店によってみると「旅の理不尽」(著者宮田珠巳)が置かれていた。面白そうだったので5冊買って帰った。文章は軽快、軽やかで、一服の清涼剤。アジア悶絶編なんかでは決してない。内容はともかく、ほんとにリズムに乗った、素晴らしいルンルン気分で、最後まで読み切らざるを得ない旅に誘ってくれる。読了後は清々しい、レフレッシュ感のみを与えてくれる。ブータンでのジェイ・キンポとの出会い、香港娘とのお花畑パカパカ物語、ポカラでの朝焼けの表現、こういう表現の仕方もあったものだ。バックパッカーにありがちなドロドロした暗さが全く見られない。旅はこうアッサリしたものであってほしい。私の好きな言葉、知的な哲学青年の非知的、非連続的連続の物語である。宮田さんの向後の発展を願ってやまない。
5冊の文庫本は、仰せのごとく事務所のお嬢さん方が読むようにと図書館に寄贈た。難解な専門書ばかりの、この図書館にはこうした類の書籍ははじめてリストアップされたとのことである。
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