味の素と減塩食
グルタミン酸は殆ど味がしない。このものは水にあまり溶けないため、普通は味がしない。そこで美味しいように、ナトリウム塩にしたら、水溶性に変わり、大変美味しいものになるようだ。あの、終戦後から愛用してきた美味たる「味の素」になるのだ。
最近の生活習慣病ばやりの、昨今、やれ高血圧だとか、やら動脈硬化だとか、真煩わしい。やはり、長生きするためには塩分の取りすぎに注意を払わねばならないようだ。なにも食塩ばかりが塩分じゃない。化学調味料すべてが塩分なのだ。食塩を減らして、味の素たっぷりでは話が合わない。
ここで云う塩気を減らすと云うことは、化学調味料全てを減らすと云うこと。Naの減量を意味するようだ。また多量のグルタミン酸の摂取で末梢神経炎を来すことも、医学的に実証されている。
【付記】最近味の素が、健康被害を及ぼすとか、健康にはなんら障害がないとか、色々議論されている。学術論文引用なんかで大変賑やかだ。僕にはことの真相が判らないし、又それを論じる術も、資格もない。こういう類の、調味料の一般的使用量はいかほどのものだろうか。一般的使用量というか、常用量と言うか、その規定も又難しそうだ。こんなことは常識的ではないが、正確に5grの味の素(市販されているもの)を一度に(水を呑まずに)舐めてみた。ざらざらして、あまり美味しくなかったが、唾液がでてくると共に、例の特有の美味しいアジがしてきた。味の素の量が多すぎるのか、強烈な、件のアジのあと、確かに舌の味覚異常がしばらく続いた。一時間ほどでまたもとにもどった。口内以外には特に末梢神経異常は起こらなかった。味の素はアミノ酸だし、特に蓄積作用もないだろう。こんなくだらないことで、万事類推できるわけでもないが、年余に渡って多量に味の素をとりつづけることには抵抗を感じる。味の素はほんの少量位とり続けても、健康阻害は来さないだろうが、大量摂取をとり続けたら如何なものだろう。疑問を持つのは僕1人ではなさそうだ。(10/20/99)