なぜ旅するのか?


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なぜ旅するのか?

 旅は楽しい、いいもんだ。たとえどんな形式であっても、それ自体楽しい愉快なものだ。それぞれの立場で、楽しみ、苦い経験をし、あとには感動と満足だけが残存する。また行きたい。どこえでも、知らないところえ、いや2度、3度と同じ所をレピートするのも又楽し。

 旅するのは仕事で、会議、学会、親戚・友人に会うため、あるいはマイレージを稼ぎたいため。色々あるだろう。色々あって当然だよ。旅によって初めて未知との遭遇、教えられ、反省し、草臥れる。旅することは楽しいばかりでなくシンドイものなのだ。こっぴどくやられ、打ちのめされ、又はいあがる。旅は人生の縮図かも知れない。

 旅は犠牲を伴う。普通一般的な仕事をしている人間にはなかなか余暇を創り出すことは困難だ。この世知辛い世の中、いまどき何日かの連続休暇でもとろうなもの、忘却の彼方え押しやられてしまう。これが現実なのだ。旅にでるような暇が、よくあってよいね、よく問われる一言。うん、ありがとう、でも暇なんて、お互い誰もないんだよ、暇は創るものなのだよ。あなたも暇を創って次郎と一緒に旅にでてみませんか。旅する暇もないあなたに失望し、哀れみさえ感じるよ。所詮人生の哲学が違うのだよね。

 カルチャー、それは文化であり教養である。高い学歴、たしかに学識はあるが教養の不足を嘆かざるを得ない人が目に付くようだ。文化と教養は一心同体であるが、一緒に伴わないケースが多々目に付くようだ。最近の高級官僚に見られるがごときは、その最たる実例である。人について言えば、旅は高度な知識(学識)は必要ないが教養が要求される。全て教養ある行為が要求されるのである。ある意味で文化と教養はまた異なるものでもある。教養の伴わない旅は、旅といえるしろものではありえない。

 ぷらの人達は言う「自己の拡張」「私の解放区」「旅は麻薬、習慣性あり」と。正直にマイレージのポイントが欲しいためと。

 きれいな詩もある
  さあ、旅に出よう。
  この星に住む、人々と出会うために。
  この星に育つ、草木と話すために。
  この星に咲く、花を見つけるために。
  この星に吹く、風を感じるために。
  そして、本当の自分を、探すために・・・。

この方はたいへん心のきれいな方、いわゆる汚れの知らない、ロマンチストな方だと思う。

  To-morrow, and to-morrow, and to-morrow,
  Creeps in this petty pace from day to day
  To the last syllable of recorded time,
  And all our yesterdays have lighted fools
  The way to dusty death. Out, out, brief candle!
  Life's but a walking shadow, a poor player
  That struts and frets his hour upon the stage
  And then is heard no mor(シェークスピア・macbeth5-5).

あまりにも有名なマクベスの1節、いまさら解説でもない。

 賢者は宣う、始まりはインドだった。それまで旅行なんてしたことなかったが、インドに行って以来、世の中が変わってしまったのだ。
 そこに山があるから、そこに街があるから、新しい世界、未知との遭遇を楽しむため、新しい自分を見つけるため、旅は人生そのものだ。
 いろいろな人に会いたいとか、異文化に触れたいとか、それも嘘じゃないんだけど、誰かが俺を呼んでいるのかも知れない。
 驚愕、旅に誘い出すのはまだ見ぬモノへの渇望だ。そして、旅の後には驚きが残る。驚きとはある時は感動であり、またあるときは嫌悪であったりする。

 我らが尊敬し敬愛する、現役高校教師桐谷さん(顔中髭をはやし、サングラスでも懸ければ少し凄いが、眼は童眼、なんとも可愛い)は言う。なぜ旅をするかは、その人の、生きる姿勢に関する問題であり、たぶん、その人だけの人生の中で考えるべきことなのでしょう。旅先では、大勢の物乞いに出会う。とても貧しい状態なのは明らかだから、自分に出来ることがあるなら、何とか助けてあげたい。でも、世界は物乞いがあふれていて、自分の経済力にも限界がある。すべての人に、お金をあげることはできない。さあ、どうしよう。君ならどうする?「喜捨」とは、よく言ったもので、誰かに何かをしてあげることが出来るのは、人生の喜びだ。僕たち経済的に豊かな国に生きる者は、僕たちの繁栄のせいで苦しみを強いられている人々に、何かをする喜びを味わいたいものだ。でも、いつの日か、この不合理な世界の仕組みをなくすことをしてみよう。政治の力ではなく、言葉か音楽なら、できるよね。この方は自称旅のプロ、でもロマンがあるよね、若き情熱に燃え、音楽を愛し、弱者に涙する、こういう先生が増えると日本も少しはましになるのだが。先生の若き情熱に期待しながら。(桐谷育雄氏

 またある人は宣う
旅はいいもんだ。日常生活を忘れさせ、新たな出会い、発見がある。なまった体には心地良く、細胞が活性化する感じがする。しかし、旅はまたつらいものでもある。孤独感、悲しみ、戸惑い、自分の弱さが一気に滲み出る。真っ暗の部屋の中で、そのさみしさをやり過ごそうと懸命になる。しかし、この弱さはいつも僕の心に住み着いていた。喘いでも喘いでも、僕はいつも打ち負かされる。

 世界32カ国をバックパックした男は、究極の旅は人間の内面にありと宣う。 『真に意義のある旅行は、ただ未知の危険にたちむかう冒険旅行であり、現代ではそのような闘 いをはらんだ旅はむしろ身近な現実の内側にある。一歩も外に出ずに書いたカフカのアメリカや アンリー・ルソーのメキシコ風景や、あるいは決して行けない世界を書いたガリバァー旅行記のほ うがかえってはるかに深く現実をとらえているのだ。』(次郎さんにとってこの文難解で意味不明)

 人生は旅だ。旅は舞台だ。さあ、その上で、思い切り演じてみろ! 自分も知らない新しい役を(黄河幻想の著者 なんだかシェークスピアのように)。

 いろんな世界を見比べて自分をつきはなしてみれば自分の中の常識が音を立てて崩れてく、自分と違う世界があることに気づいて尊重できるなら、世の中平和になれるよね

 旅とはなにか?それは、とても深い問題である。あまり深く難しいため、旅は人生であるとか、試練であるとか、出会いとか色々言われているが真相は謎のままだ。旅の奥底に隠された真の意図、それは哲学的な問題であり簡単には答えられない。(宮田珠巳氏「旅の理不尽」小学館)

 灰色の、まだ曖昧で小さな影。それが、いつか遠い先に、ひょっとしたら「飢渇」という、不吉な輪郭をとって黒ずみ広がって行くかも知れない予兆だ。たらふく食えたのが、食えなくなる逆説、しっぺ返し、いま、そのかすかな気配はないのか。途方もない悲観に、確かめようもなく、ただ曖昧な灰色の影を胸に帯びて旅立つ。(辺見庸氏「もの喰う人びと」角川文庫)

 私は最近、カルチャーショックを受けるために海外旅行に行っている。日本の中で一つの仕事を長くやっていると、だんだん考え方が偏ってくるように感じる。そして少しのことでいらいらして、段々にいやな大人になっていくような気がしてならない。私は人を相手にする仕事をしてるのため、このようないらいらがつのると仕事に悪影響があらわれる。そして、うまく行かないことで余計仕事がいやになるのです。そんな私の最高のリフレッシュは海外旅行。貧しい国に行くと健康なことやおいしい食事が食べれることに感謝するようになる。エネルギッシュな国に行くと元気がもらえる。きれいな国に行くと芸術的な気分になる。のんびりとした国に行くと本気でぼけーと出来る。歴史的な所に行くと想像力が書き立てられ、古代のロマンに胸躍らせる。こんな事が出来る海外旅行がやめられない。どんどん婚期を逃す恐怖もあるが、まだまだいろんな所に行きたいと思う。(kobatama旅日記

 私は、旅先で、ぼんやりと、いつまでも空を眺めているのが好きだ。まるで雲海が別世界の大地を作り出しているような、不思議な空。これらの空を眺めていると、時間が経つのさえ忘れてしまう。それぞれの地には、それぞれの空がある。そして、私の住むこの町にも、此処なりの空があるはず。 空は、旅の郷愁を誘う。空は、妙に旅心を掻き立てるものを持っている。ある雨の夜の翌朝、澄み切った青い空を目にした途端、また旅に出たくなった。今度の旅先では、どういう空が私を迎えてくれるだろうか。(青い空と旅心

 「貧乏旅行」はその名の通り、お金をあまり使わない旅行のことである。お金を使わないのだから当然旅行環境は悪くなる。しかし束縛されることも無く開放的な気分で旅ができ、また思わぬ事に出会ったり、ちょっと辛かったりと、いろいろな思い出ができることも確かである。(貧乏旅行講座

 現役女子大生は熱っぽくかたる。いつ頃からか、私はアジアの旅にはまっていた。いったい何が私を旅に、そしてアジアに引きつけるのだろうか。アジアの歴史を肌で感じ、大自然の中に生きる人々のたくましさに触れ、様々な挫折やトラブルをくぐり抜け、自分自身の弱さを目の当たりにしながら、それでも私は気が付くとまた旅に出ている。

 旅は明らかに日常から離れたところにあると思う。旅に出て、日常を切り離した瞬間、 自分は突然自分自身に向き合うことになった。

 僕が月であったとしたら 冷やかでいることができるだろう。道であったなら 曲がる事もできるであろう。良い人間であるなら 友人との間に距離がある事もわかるだろうに(Travel Ajia)。

 新しい自分を発見する、いろいろな人に出会い、嫌な事も、辛い事もあって楽しいばかりじゃなかった。でも全てのことが心の糧となったし、旅は成果をカタチのあるものには変えない「自己投資」である。「今日はどうしようかな。どこに行こうかな。」世界を知れば知るほど、地球は小さくなる。でも、知れば知るほど、大きくもなる。だから、旅はやめられない。好奇心は、刺激すればするほど貪欲になってしまうもの。でも、「貪欲」で良いんじゃないかな。「我が侭」とか「貪欲」にポジティヴな意味があっても良いと思う。旅は好奇心の覚醒剤(旅の徒然エッセイ)。

 旅って何なんだ。 驚いたり、感動したり、怖がったり。 違った世界にいると普段は隠れてる別の自分が出てくる。 旅することは自分に触れることなんだろうな。 視野の狭さや偏った考え方が、ものすごく怖い…。 だから時々、日常とは全く違う世界が必要になってくる。 行けば行くほどいろんな考え方が身についてくる。(mucho'szone

 旅が好きだ。 熱く乾いたアジアの国がいい。ふらりふらりと街をめぐる。列車、バスに路をまかせ、迷う、また迷う。(熱帯夜の夢

 アジアの辺境には、桃源郷があるという。そういう噂を耳にして旅立った。果たして真相はいかに。アジア辺境旅行への。(日本脱出計画 )確かにあるよ。湖南省長沙の南に桃源郷が、ただ石塀だけだが、古いたいそなヤツが、村の入り口に「桃源郷」と書いてあったよ。ここがその桃源郷かも知れないよ。

 (旅は道連れ、世は情け)旅の楽しみの一つは、その土地土地で様々な出会いがあることである。でも、グループで旅行すると、とかくその仲間だけでかたまって、見知らぬ人と話すことが少なくなりがちである。その点一人旅は、誰とも話しやすいし、声もかけられやすいものです。土地の人の話の中にはガイドブックにも書かれていないとびっきりの情報が含まれているものである。昼食のおいしい店を教えてもらったり、良い宿屋を紹介してもらったりしたものである。時には、にぎり飯やミカン を御馳走になったことも。

 旅の楽しみって、一体何でしょうね。知らない人たちとの出逢い、ふと見つけたおいしい食べ物、何とも言えない。ほど美しい景色等々色々あると思いますが、旅に出る前の日の気持ちの高ぶり、事によっては、それが旅行自体より楽しいときがありますよね。「明日は晴れるかな・・・」と考えるだけでなかなか寝付けない。だれもが子供の頃経験したことのあるこの胸の高鳴り・・・(明日は旅日和)。

 なぜ旅に行こうと思ったのか。あれは8月のある暑い午後、「旅に行きなさい…。インドへ…。」と神の声が聞こえたのです。その声に導かれるように…。なんてことはもちろんなく、なんでだったか忘れたけど気がつくと「インドに行こうと思ってるんだよ〜」と周りにしゃべりまくってた私は、 なんとなく旅行会社へと、そしてなんとなく帰りオープンの格安チケットを 手にしていたのでした。熱でもあったんだろうか…(アジア一人旅微熱日記

 旅とは偶然のようで必然であることがよくある。旅に出ること自体が不思議でならないのに、見もしない国で出会う人々。これらは偶然なのか必然なのか。もちろんそんな証明などはできないが、後で振り返ってみるとこれは起こるべき して起こったことなんだと改めて驚くことがある(旅する石)。

 アジアは階級社会である。一つの階級だけを通して見ただけではその国の姿が見えてこない。アジアは混沌にこそその魅力がある。混沌を知ろうとすればその混沌の中に入り込むしかない。アジアのしたたかな混沌によって裏切られていくものがいる。旅人であって旅人でない。

 旅はいつも、新しい人との出会いの場を提供してくれる壮大なキャンパスだ。しらない土地での期待と不安は、いつも親切な人々助けによって打ち消される。

 旅の意識、目的、方法そんなものどうでもいいことではないか。正しい旅形式なんてものは存在しないのだ。ただ言えることは、他の人達に迷惑を掛けないことだ。他人を事件に巻き込まないことだ。goinng my way まことに結構なことだ。

 が、しかしそんなおおそれた大義名分なんていらないのだ。行きたけりゃいきゃよいのさ。行きたい時に、行きたいとこえ行きゃあ良いんだ、時間と金さえありゃ、それでじゅうぶんだ、地球は広い、大きいんだ(次郎)。

(ぷら:InternetのMailinglistで「PLANETCLUB」のこと、)

(「何故、旅するか」ご投稿ください。上記につけ加えさせていただきます。ただし文章の一貫性を保つため、大意の壊れない範囲で修正を加えることもあります。なほかつ、文章の最後の方で、でてきた文章を否定するような表現もあります。あらかじめご了承下さい。文中ハイパーリンクさせていただいておりますが不都合ならばいつでも削除させていただきます。)
(H11.5.9)



 

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