マレーとシンガ(マレー鉄道)
マレー鉄道はバンコックからシンガポールまで、豪華な車両とエキゾチックな田園風景とが相まってなかなか人気が高い。
鉄道の権益はマレーシアが持っており、マレーの出入国管理事務所はシンガポール駅にある。すなわち列車に乗れば、それがたとえシンガポール国内であっても、マレーに入国していることになる。いってみれば、マレーの治外法権的存在である。シンガとマレーはもともと同じ国であったが、マレー側のイスラムに対しシンガは中国系住民が多いので分離独立したのだ。シンガはその後凄い経済発展をとげた。独立当初より、シンガ側は管理事務所の国境への移転を要請していたが、1990年合意が出来て1998年8月1日より移転する予定だった。ところが、移転直前の昨年7月になってマレー側の拒否にあり、両国間の大きな問題となっている。シンガの反発も凄いし、泥沼的様相を呈している。