不浄の動物
砂漠の中のレストラン兼給油所前の広場、必ず数匹の野犬をみかける。決して飼い犬でないと思われるが、大きい奴、小さい奴、必ず見かける。大きいのと小さいのは親子関係かも知れない。レストランのおこぼれに預かろうとしているのか、この広場から決して出ていこうとはしない。アラブの人達にとっても、特別視しているわけでなく、パンの切れ端なんかを時たま与えているようだ。人々にも馴れているのか、いっこうに吼えたりしない。人々も、敢えてこれを追い出そうとしない。ひどく吼えるときは、他から犬が進入してきたときのみで、仲間の結束はかたいようだ。
ところが、犬はイスラムでは不浄の動物で、日本のように普通は番犬としてあるいはペットとして飼うことをしない。犬になめられたり、触るだけでもお払いをしなければならない。だから厄介者の犬を飼わないわけだ。犬よりむしろ猫を可愛がる。猫全盛であるが、中国人の猫を飼うのとは意味あいが異なるようだ。