武夷茶(巖茶)


超特級ブランドウーロン茶

 フランスのワインは産地により等級がきまっており、国によって管理されているという。美味しいとか、風味があるとかいうのは、個人の嗜好によるもので等級とは関係ない話であるようだ。ワインを作る葡萄畑が指定されており、そこから作られるワインのみ特別の等級に与れるわけだ。高級ワインの「ロマネコンティ」は葡萄畑の作付け面積が小さく、当然ながら収穫される葡萄は少量である。しこうして、それからできる「ロマネコンティ」は値段が高級であり、特級と云われる所以である。かつフランスでは、それを国が管理している。美味しいとか、風味があるとか云う問題とは別のものであるようだ。(ワインとグルメ

 ウーロン茶も同じようなことが云われているようだ。武夷山(福建省)は650mの高さで、平均気温が18〜19度、雨量は年間2000mmに達し、お茶の生育には理想的な温暖多湿な気候条件を備えている。ここでもフランスワインと同様、正岩茶(中心部産)、半岩茶(山麓茶)、州茶(周辺の茶畑産)と茶葉の採れるところによって等級化されている。

 正岩茶の特級品と云われる「大紅袍」は代々皇帝に献上されて、門外不出の茶として珍重されてきた。名前の由来は、薬効を強くアピールした言い伝えが多く、難病で苦しんでいた皇后などやんごとなき人がこの茶を飲んで健康を取り戻し、感謝の気持ちから高位の貴族にしか使用を許されていない紅衣を茶樹にかけたという。武夷山の北部にある九龍巣の絶壁にある400年を越える茶樹は僅か4本(ある説によると6本あるという)しかなく、収穫量は年間4kgしかなく、今でも門外不出であることに変わりない。その味は、まるで香水の如き香りがし、花香、熟果香、石灰香、タンニンなどが渾然一体となっており、芳醇な香気が五感に滲みわたって行くようであり、確かな飲み心地があるという。悲しいかな飲んだことがないので、想像のいきにとどまらざるを得ない。

 最近では老茶樹の枝を接ぎ木した、新茶樹をここらあたりの山麓で育てている。武夷山のみやげ物店や香港あたりの茶館で供されるのは、ほとんどすべてこの新大紅袍より採取されたものであり、かつこの新大紅袍の茶葉が少しでも含まれている巖茶は「大紅袍」と言う商品名になりうると云う。含有量が10%であろうと1%であろうと関係ない話である。確かなことは、四本のどの老茶樹の枝から接ぎ木されたのか、またどんな土壌で栽培されたのか、それによって味も随分と変わってくるはずだが。

 「大紅袍」と並んで銘茶と言われるのは「鉄羅漢」「水金亀」「白鶏冠」で、これらは武夷の四大巖茶と呼ばれている。これらは味は勿論のこと、その薬効でも著明である。

烏龍茶(中国)
 鉄観音
 佛手
 水仙
 黄金桂
 その他・ブレンド茶
烏龍茶(台湾)
 凍頂烏龍茶
 木柵烏龍茶
 分山包種茶
 高山茶
 金宣茶(台湾12号)
 白亳烏龍茶(東方美人) 
緑茶
 龍井茶
 蓮心
 雀舌
白茶
 白亳銀針
黒茶
 普耳(さんずいに耳)茶
黄茶
 君山銀針
紅茶
花茶
 ジャスミン茶
 モクセイ茶 

紅袍とは、赤いマントという意味で、大紅袍が「茶王」と呼ばれるのに対し、小紅袍は「小茶王」と呼ばれている。天下の名叢大紅袍にちなんで付けられたのか知れませんが「小」という字が2番手のようなイメージをもってしまうのは次郎だけでしょうか。きっとこの「小」は可愛いという「プチ」の意味があるんじゃないかと勝手に推測している。小紅袍の茶名は、茶葉が紅色の新芽を吹くことから名づけられたとか。険しい岩のそそり立つ谷間にある狭い茶畑で、霧に包まれて育つ岩茶。霧によって一定に保たれた湿度によっておいしいお茶となり、ミネラル分やアミノ酸も多く含んでいる。
「武夷山岩茶 小紅袍 100g」は、生育地こそ大紅袍に近い場所ですが、大紅袍とは味も香りも異なる別の品種です。大紅袍と比べると、軽くて柔らかで繊細なお茶です。

岩茶は、岩肌に生息している茶の木より採取された半発酵茶(青茶)です。岩のミネラルを吸収して育つため、他のお茶と比較するとミネラルが豊富であると同時に、「岩韻」といわれる独特の風味も楽しめます。「大紅袍」、「水金亀」、「白鶏冠」、「鉄羅漢」が武夷四大岩茶として珍重されてきました。烏龍茶は中国茶の一種で、青茶に分類されます。半発酵の茶で、緑茶と紅茶の中間に位置するお茶です。「烏龍」の名は、発酵によって茶の葉がカラス(烏)のように黒くなり、形も萎縮して曲がりくねり、龍に似ているためです。半発酵の烏龍茶は、緑茶と異なる点も多く、これが烏龍茶の特徴で、たとえばカフェインが少ないのもその一つです。

大紅袍と小紅袍はお茶の種類が全く違います。名前だけはよく似ていますが。現在では大紅袍は販売されておりません。大紅袍は伝説的な茶樹ですからその子孫(接木バイオ技術等)が畑に植えられ、かつF1,F2・・・と何代も栽培されています。この大量生産の大紅袍が茶専門店で販売されているようです。しかも5〜40%位この新大紅袍が含有しているだけあります。
岩茶葉はもともと武夷山の岩壁に生え岩を溶かし其の養分を吸収して育った茶樹です。昔此処を訪れた時は6本のロートルの茶樹があったそうですが、下からは4本しか確認(視認)できませんでした。
お茶の味わいは入れ方によって大変異なります。美味しいお茶を頂くには水道水はもってのほかです。美味しく頂くには工夫が必要です。またお茶を頂く時の体調にも関係するようです。(2009.5.2)




茶雑感
お茶のタイミング(中国茶)
武夷岩茶
大紅袍


      


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