絶対ダメ・薬(やく・くすり)
※ 薬物乱用とは
薬物乱用とは、医薬品を本来の医療目的から逸脱した用法や用量あるいは目的のもとに使用すること、医療目的にない薬物を不正に使用することをいうが、もともと医療目的の薬物は、治療や検査のために使われるもので、それを遊びや快感を求めるために使用した場合は、たとえ一回使用しただけでも乱用にあたる。現代人の多くは薬物(くすり)に対する正しい知識が薄れている。医薬品は長年の英知の結果生まれた産物であって、治療等には欠かせない大切なものであるはずだ。医師の指示に従って用法と用量を守って使うことが大切である。
* 薬物乱用予備軍を育む現代社会
現在、我が国では覚せい剤や有機溶剤の乱用が、厳しい取締や処罰の強化に対しても抵抗性を示し、過去に経験した薬物乱用と比較して、著しく長期化する傾向がうかがわれる。その理由としては、これらの薬物の入手可能性が高いことも一因であるが、やはり都市化現象など、現代社会の持つ病理性が大きな背景になっていると思われる。我が国においては、1960年代の高度経済成長の影響による、生活水準の向上、都市化現象など、社会の構造的変化が指摘されているが、特に、次代を担う青少年の生育・生活環境においては、極度に大きな変化がもたらされている。これらの変化が青少年を薬物の乱用や非行へと結び付ける温床となっていると思われる。
* 青少年を取り巻く生活環境の変化
1. 生活水準の向上に伴い、価値観が多様化し、社会的規範の低下やサブカルチャーを容認する傾向が助長されていること。
2. 都市化現象に伴う自然環境からの隔離、社会的連帯感の希薄化、疎外感の助長、都市のもつ匿名性、享楽的風潮などが助長されていること。
3. 進学率の著しい上昇、高学歴化の進行、受験準備の大衆化にともなって、落ちこぼれる児童・生徒が続出していること。また、教師と生徒との人格的触れ合いが不足する傾向にあること。
4. 核家族、少子家族が一般的となり、大家族がもっていた家族の教育・養育機能が低下する傾向にあること。
5. 情報化の進展の中で、的確な判断や情報の選別力に青少年が情報の洪水(例えばアルコール飲料のコマーシャル)に押し流され、主体性を失うおそれが強くなるとともに、青少年の考え方や行動が感覚的になってしまう傾向にあること。
6. 国際化の進展の中で、海外渡航した青少年が大麻などの薬物乱用に汚染されて、その流行を持ち帰る危険性が増大していること。
青年期は親や社会が危険だからと禁止していることにも、自分で試してみなくては、なかなか納得できない、冒険心に富む年代である。そこから色々な発明や発見もなされるであろう。青年期の冒険には、一時的な疾病的逃避、さぼりといった自我収縮的冒険もあれば、喫煙、飲酒など自我拡張的冒険もある。これらの願望が進行して病理的な段階では、非社会的あるいは反社会的行動として、何らかの治療的対応が必要となる。有機溶剤吸引などの薬物乱用は自我拡張的な反社会的行動としても、自我収縮的な反社会的行動としても、見られるのである。社会では、非社会的行動には比較的同情をもって対応することが一般的であるが、反社会的行動にも同じく、愛情をもって対応して欲しいものである。
麻薬類の中には、その昔、人々の心身に生じたあらゆる苦痛を鎮め、怒りや悲しみさえも癒してくれる「奇跡の薬」として存在していたものもありました。そして、今なお、医薬品としてこれに勝るものなしと言われるものもあります。しかし、「毒と薬は紙一重」のたとえもあるとおり、どんなに優れた薬でもひとたびその使い方を誤ると、思いもよらない危険な「両刃の剣」となる場合が少なくありません。麻薬や覚せい剤などの薬物は、精神的な依存症や身体的な依存症が強い特徴があるため、私達の、肉体や精神に強く作用し容易に慢性中毒を招いたり、薬物乱用という重大問題をひき起こしたりする。更に、薬物乱用による弊害は乱用者個人の心身を荒廃させるばかりか、平穏な家庭を破壊し、殺人などの凶悪な犯罪を誘発するなど広く社会に及ぶ、それは、目に見えない恐ろしい敵の侵入として、宣戦布告のない戦争にもたとえられるかもしれない。
社会の敵、薬物より秩序ある社会を取り戻すために、社会人として責任あるものが、すべて協力し、責任を分かち合って行かねばならない。問題は、考える以上に深刻な状態になっている。東京の上野辺りの公園の実状はほんとに嘆かわしい、白い魔手が、正常な平凡な、家庭にまで忍び寄っているのだ。
最近中国で麻薬(覚醒剤)取り締まりにふれて多数の邦人死刑囚がその刑を執行された。記憶に新しい。君子あやぶきに近寄らずだ。オランダの薬も世論の影響で廃れてきたようだ。世界中薬の撲滅に躍起だ。日本人よ外国にいるからと安心するな。根本的に身体に悪いのだ。
マッジックマッシュルーム
フィリッピンの哀れなバックパッカー