美味しいワイン


 京都祇園の料理屋(丸山)で天狗の舞(敦賀)の大吟醸を飲んだことがある。酒の味の解らない次郎さんにとってこれが美味しいものかどうか、良く解らなかった。元来下戸の次郎さんには、少し辛口の冷や酒の方が美味しいようにも思うのだが。少し辛そうで甘い冷やがグッと喉に来るようだ。ビールの美味しいときは喉元にグッグッと来るように、日本酒も冷やでも美味しいようだ。

 美味しいお酒の条件は解らない。でも一般的には水のような酒、つまりなんの抵抗感もなく喉元を過ぎていく酒がどうも上等らしい。つまりここでは、美味しいと感じられるのと上等の酒はその基準が全く異なるようだ。美味しい酒は上等な酒の十分条件であるが、必要条件では決してないようだ。

 MALIDAIN(グロ ブラン ドメーヌ コアン)と言うワインがある。このワイン香りはするが、味がしない。つまり全く水のように喉元に流れ込む。いくらでも戴けるようだ。 Ch. Plagnac '92 (シャトー・プラニアック メドック ボルドー) も全く水のようで香りもなにもしない。こんな日本酒にしてもワインにしても、度を過ぎると悪い酒になるようだ。値段もお高いようで、いろんな意味で、お気をつけ遊ばせ。


幻のワイン




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