ワインとグルメ


 最近のワインブームは凄い勢いだ。以前からときどき、ほんのまれにワインをたしなんだことがあったが、ワインの味は殆ど理解できないじまいだ。白の方が口当たりも良いようで、白ワインを少し冷やして飲べば、また格別である。嗜んだと云っても、僕のワインはこの程度のモンで、ホントに悲しい限りだ。でもワイン通に言わせれば白より赤の方が美味しいらしく、奥が深いと宣う。

 ワインとグルメは切っても切れない関係にある。ワインはグルメにとってはなくてはならない存在だ。なんぼ立派なグルメであってもワインなしでは寂しい限りだ。ワインなしではグルメと言いがたいかもしれない。食事の楽しみは美味しいワインと美味しい料理の調和したものから、初めて創り出されるに違いない。フランス料理の美味しさは、美味しいワインによって醸し出される。この両者のハーモニーがなければならない(マリージュ)。

 世界の3大珍味と言われる、フォアグラ、トリフ、キャビアが出てくる料理は一応高級料理なのだろう。フランス料理では最高級に属するものに違いない。最近では日本の創作料理でも、こういう類の高級素材が取り入れられて、高級感を煽っているようだ。しかし、この種のものは珍しいものであるには違いないが、それ程美味なるものだろうか。僕は決して美味なるものだとは思わない。少しぐらい色どりに、あっても良いが、それ自体少なくとも美味しいものとは思わない。下司の勘ぐりには違いないが、鵞鳥のレバーも人工的に量産される時代になったし、キャビアもそれらしく人工的に量産されているらしい。でも、特に天然物だからと言って、格別美味しいものではなさそうだ。

 ワインも、もともと、食事の前後、食欲増進の触媒ととして、あるいは食後のムード作りに用いられてきたようだが、最近では一本数万円もする赤ワインが流行してきたが、これなんかは、その味の、それなりに理解して飲むことが出来る者はいかほどいるのだろうか。悲しいことに、下戸の僕にはさっぱりだ。

 最近悪友に誘われて食事に行った。食事は50名限定で西梅田(大阪)のレストラン・ブルディガラでワインのテスチングということだった。パリの3星レストランにアンジェと言う名の店があるらしい。その店の主任シェフのアラン・パッサール(Alain.Passard)さんがこられて腕をふるってくださるとのことで、食事は手塩をかけたもので、大変美味しかった。まあまあかな。同時に出されたワインのリストは下記の通りであった。特に、シャトウ・ラトウールの82年物は大変有名で美味しいらしい。96年物も近年になく美味なるものらしいが、これは飲むのにあと数十年かかるらしいという。5本も出された赤ワイン、それぞれに微妙に味や香りが異なっていたが、どれが美味しいのや、どれがもう一つなのか僕にはさっぱりだった。次郎は、ラトウールの82年モンは1本8万円出しても手に入らないというのに、こういうものを、よう理解しえないとは悲しいねえ。(7/3/99)

 勿論ワインを飲むときは美味しい料理が必要だ。ワインとマッチするものでなければならない。でも、このワイン(Chateau Latour 1982)1本8〜10万円だというが、これでもあなたはワインを飲みますか。


Champagne Cuvee Dom Perignon 1988

Chateau Latour 1973
Chateau Latour 1967
Chateau Latour 1982
Chateau Latour 1978
Chateau Latour 1985


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昨日(9/24/99)、TV(関西TV)の料理の達人という番組でやっていた。文中のアラン・パッサールさんと坂井氏の対決を。この番組が最終回とのことで、世界一の料理人を決めるのだそうだ。結果は坂井氏の方に凱歌があがったが、アラン・パッサールさんがこれほど有名だったとは、チットも知らなかった。失礼いたしました。


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