ピルの服用について
1ヵ月のうち21日間連続して服用します。21日間服用後8日間の休薬(薬を飲まない期間)をえて、ふたたび同じことを繰り返します。
生理(月経)が始まって5日目から飲んでいただいてもおなじことになります。21日間連続して飲むことが大切で、途中飲み忘れのないようご注意下さい。
原則として就寝前に服用ください。もしも飲み忘れのときは、起床後できるだけ早い機会にご服用ください。飲み忘れの時は、電話でご連絡ください。
普通月経の量が少なくなりますが、心配いりません。月経周期はおよそ28日に固定されます。
この薬はもともと、月経困難症に対する治療薬で、とくに若いお嬢さん方で月経痛がひどく、出血量も多く、お魚の内蔵のような凝血をしめすような患者さんに使用するものです。また更年期にちかづくと月経(生理)不順となり、過多月経(出血量が多く)、月経痛強く、周期の短縮、期間の延長等が認められることがあります。これらはほとんど子宮内膜症の症状ですがこの時もこの薬を用います。
最近(9/2/99)、発売された低用量ピルは、ホルモンのレベルが低く、消退性出血等の問題もあり、当初(初めて飲むときは)は月経初日より飲むのがベターであるようだ。2度目(服用2周期目からは、月経の5日目から、あるいは前回服用後8日目か服用するのは同様である)。
28日型ピル(低用量ピル)も同様月経初日より飲み始めるのが通常である。土・日に生理にかかるのがおっくうな方は、日曜日から始めると良い。この場合、毎月日曜日から始めるので、正しく服用しておれば、土・日に月経になることはまずない。なお、28日型ピルには休薬期間がない。づっと続けて飲むことである。飲まない日はないのである(7日間長いがこれはプラセボである)。
『ピル使用禁止や慎重な投与が必要な症例一覧』
【使用を禁止する症例】
1.乳がん患者やその疑いなど
2.原因不明の性器出血
3.血栓性静脈炎、肺塞栓症などの患者とその既往歴
4.大手術の術前4週間以内、産後4週間以内など
5.重い肝障害
6.脂質の代謝異常
7.中等度以上の高血圧
8.妊娠中の黄疸の既往歴
9.妊娠または妊娠の可能性
10.思春期前
【慎重な処方が必要な症例】
1.40歳以上
2.乳がんになった肉親をもつ人など
3.喫煙者 (一日15本以上)
4.肥満
5.若い時に血栓症になった肉親をもつ人
6.軽度の高血圧
7.糖尿病
8.皮膚などに病変を起こす「ポルフィリン症」
9.肝障害
10.腎障害
11.授乳中
(注)
平成11年9月2日より解禁(日本)されたピルの中には、一周期28日間服用のものも見られる。でも中身はみんな同じことで、最後の一週間はプラセボ(偽薬)で、クスリ自体は含まれていない。つまり、飲みわすれのないように、毎日一錠づつ、一日も欠かさず飲むように処方されているだけである。
低用量ピルの場合は月経初日より飲んだ方が良さそうだ。28日型でサンデースタートといって、日曜日から飲み始めるものもあるが、この場合は最初の周期は避妊に注意を払った方がよい。之も特徴があり、土・日は月経にかからないように配慮されている。