妊娠と健康チェック
妊娠前の健康診断(フリップ 1) 妊娠前の身体のチェックは?
妊娠すると病院をおとずれて,いろいろと検査診断をうけるのはわかっておりますが,できれば,妊娠前に健康診断をうけて,特に糖尿病,心臓病,腎臓病のチェックをしておくことが大切です。糖尿病のときは,赤ちゃんが大きくなりすぎて,難産になったり,お母さんの体内のインスリンというホルモンの影響をうけて仮死になったりすることがよくあります。お産はお母さんに対する負荷がたいへん大きいので心臓病,腎臓病の検査も必要です。しかし,たとえこのような病気であっても,妊娠の継続,分娩がほとんどの場合可能でありますが,それなりの心の準備,体制で妊娠,出産に備える必要があります。
妊娠中の検査診断(フリップ 2)
妊婦健康診査は昭和40年にせいていされた母子保健法にもとづいておこなわれます。健診票にもとづいて検尿,貧血,血清梅毒反応,HBs抗原のほか,血液型,風疹抗体価,トキソプラズマ,間接ク−ムス,ATLA抗体,HIV抗体等の検査も必要に応じておこなうべきです。また超音波検査も赤ちゃんの発育の観察や胎盤の位置関係を確認するため必要なことです。
妊娠中の運動スポ−ツ(妊娠中にスポ−ツ等運動をすれば安産になるとききますが?)
リ−ド自然分娩法,ラマ−ズ法等の妊産婦体操はできるだけ薬剤のたすけをかりずに,分娩を自然に,円滑に経過させ,できるだけ楽に出産をおこなわせようとする運動療法の一つです。妊婦体操の内容は,妊婦の日常生活の正しい姿勢や動作,妊婦体操,分娩の補助動作,産褥体操からなるもので,弛緩法と呼吸法がその中心です。妊娠中のスポ−ツは循環系の活性化につながり精神的緩和や気分転換がはかれるが,運動をすればするほど,安産に結びつくということではないようです。たとえば妊娠中のスポ−ツとしての水泳は好適なものの一つですが,普段から泳げないものまでが水泳をはじめるのはどうかと思います。妊娠中の運動が激しければ激しいほど安産だというわけにはいかない。妊婦にはそれぞれ個性があるので,それにあった範囲内での運動が望ましいのです。いずれにしても医師あるいは助産婦の直接の指導のもとで,妊婦体操を計画し行ないたいものです。