薬の値段
最近H2ブロッカーという薬が薬局で発売することができるようになりました。新聞紙上で盛んに報道され、おなかの調子の悪いときとか、2日酔いに効果てきめんだとか言われています。製薬会社によっても随分宣伝されています。こういう使用をするのがはたして正しいでしょうか?この薬は胃潰瘍の薬で、しかも出血しているときのみの適応でした。こんな薬が薬剤師の指導の基にとはいえ、自由に薬局で買えるとしたら、今後どうなっていくのでしょうか。副作用のためまた社会問題が出てこないか心配です。
この代表的な薬が商品名でガスターといいます。先日大阪梅田の地下街の薬局で、お酒の飲み過ぎで胃の調子が悪いと申しましたらこの薬を勧められました。一日6錠飲めばすぐに良くなると。確かにきぶんも良くなるかも知れません。でもこれでは無茶苦茶です。適応も用法も容量も無茶苦茶です。薬局では10mg錠しか発売されていない意味もなにも解っていません。副作用でたいへんな事故に繋がらないことを祈るのみです。
このガスターの定価(薬価基準)は50〜60円ですが、この薬局では450円でした。良く服用されているビタミンE(活性型)100mgは定価(薬価基準)6.50円ですが、薬局によっては、50〜80円位します。わたくしの知っている範囲で、通信販売の健康商品市場では100円以上、なかには立派な桐の箱のケースに入れられて、450円もするのがありました。こういう類の薬は自由販売性となれば制限なしの鰻登りです。高い方が良く効くという消費者心理も責められるべきでしょう。(薬代は1錠の値段)