インフルエンザとクスリ (解熱座薬)



 今年(1997年)は特異なインフルエンザが流行する兆しがあります。最近香港で3歳の幼児がインフルエンザに罹患死亡いたしました。この病原菌は、H5N1と呼ばれるビールスで、鳥類に特有のものとされて来ました。ところが今回新たに5名のH5N1ビールスにとる罹患者がでました。鳥類だけとされてきたこのビールスが人間にも感染すのかも知れません。現在までのところワクチンの開発はまだできておりません。
 これから冬に向かって風邪のシーズンになってきました。栄養を十分にとり疲れすぎないように留意いたしましょう。風邪は万病の元と言います。
 インフルエンザの治療について、あまり特効的なものはありません。新しいワクチンの開発が待たれるわけですが、現在のところ抗ウイルス剤でインフルエンザに効果的なものはあまりありません。いずれにしても対症的治療になってしまいます。
 大阪のある先生は、医学誌のなかで消炎鎮痛剤の安易な使用を戒めておられます。当然なことでしょう。しかし消炎酵素剤の、とくに解熱剤としての座薬とうは大変効果的です。どんずばり解熱効果は抜群です。
 しかし、よく使用される消炎鎮痛剤の風邪やインフルエンザにたいする適応がありません。消炎鎮痛剤にはいろいろ副作用があって、風邪やインフルエンザにこの座薬を使ってはいけないのです。患者さんも解熱剤の座薬として、インフルエンザに使っては怖ろしい副作用があります。が、乳幼児や老人には高熱が、心臓に対する負担が大変大きく、そのためより重傷の経過を辿ることがありますので解熱剤の使用もたいへん効果的なことがよくあります。
 この先生によりますと、インフルエンザでは死なないが、座薬の副作用で死ぬことがあると。とくに胃腸の悪い方はよけいに悪くすることがありますので、薬のご使用は専門家とよく相談することです。
 安易な解熱剤の使用は、副作用で死ぬことがあります。ご注意を!(1997、12、5)



インフルエンザ
続インフルエンザとクスリ




homeに戻る  医療に戻る  病気の戻る  医療雑学 ライ症候群