2例目の脳死臓器移植実施へ
※ 脳死臓器移植に反対している十の市民団体の代表が十九日、厚生省を訪れ、慶応大学病院で実施された臓器移植法下での二例目の臓器提供について、「脳死判定の過や救命治療の内容などが厚生省に秘匿された」として、国民の知る権利の侵害にあたると抗議を申し入れた。同時に、七項目の情報公開を求めた。申入書によると、(1)臓器提供者の病名と症状の経過(2)治療にあたった主治医による経過説明、蘇生(そせい)不能と判断した根拠(3)提供者と家族の意思確認の方法や時刻(4)脳死判定委員会のメンバー構成と判断の具体的経過(5)日本臓器移植ネットワークへの患者情報の通知時刻とその対応、の五項目については臓器摘出前に明らかにされるべきだとした。(朝日新聞)
※ 朝日新聞社に世論調査(5/22・23/99実施)によると、高知日赤移植直後22%だった支持率が、慶応移植後56%に達したという。ようやく世論に受け入れられるようになってきたのかも知れない。
※ 慶応大病院に脳出血のため入院中の30歳代の男性が臨床的に脳死状態となり、厚生省は12日、この患者が臓器移植法に基づき脳死と判定され、臓器提供に向けた準備が始まったと発表した。日本臓器移植ネットワークは家族の同意を得て、1回目の判定終了後から移植患者(レシピエント)の選定作業に入っており、同日午前中にも移植実施施設が決まる見込みだ
1997年10月の臓器移植法施行以降、今年2月末、高知赤十字病院で初の脳死判定が行われてから2例目となる。(5.12.99)
厚生省によると、ドナーの所持していた意思表示カ ードの記入は完全で、主治医が脳波などの検査から臨床的に脳死状態と診断されたため、11日午後1時すぎ、臓器提供について家族の承諾を得た。その後、病院側は脳死判定委員会を招集し、脳死に詳しい知識をもつ複数の医師が法律に基づく第1回の脳死判定を同5時12分から同7時31分まで行い、法的な基準を満たしていたため、12日午前1時31分、2回 目の判定を開始した。同3時25分、法的に脳死と判定された。
今度こそ一点の曇りもなく、全て規則通りやって貰いたい。高知の時は、変な主治医がでてきて記者会見した。goinng my way では誰も納得しないだろう。あくまで謙虚であって欲しい。
※ 臓器の提供を受ける患者は、臓器ごとに対象の病気が決まっている。心臓では心臓の筋肉が緩んで血液を送り出す機能が低下する拡張型心筋症、虚血性心筋疾患など、肝臓では劇症肝炎、原発性胆汁性肝硬変、胆道閉鎖症など、肺では原発性肺高血圧症や特発性肺繊維症が移植の対象疾患になる。