第3回目脳死移植実施(4回目も実施)


※ 4カ月の乳児(激症肝炎)に肝移植を行っている途中で、提供する肝臓が脂肪肝であったため、手術の途中で中止されるに至った。手術と同時並行的におこなわれていた組織診断の結果で、中止せざるをえなっかたようだが、これだけ、騒いで、結果的に中止では、如何なものだろうか。術者の勇気ある決断に敬意を払うものだが、それにもまして、一般社会に不安感を与えてはならない。超音波等の検査も普及していることだし、もう少し早く結論を出して欲しかった。せめて開腹するまでに。また幼児に移植する場合、小さな組織で充分なので、提供者の遺志を考えるならば複数の移植もあってしかるべきでないかと思う。

※ 23日に大阪府立千里救命救急センターで行われた脳死判定のミスについて、同センターは24日、検査技師が測定装置のボタンを押し間違えたため、臓器移植法の施行規則で定めた値の半分の感度で脳波測定を行ったと発表した。1回目の脳死判定のほか、2回の脳波測定でも、同感度で脳波を測定していた可能性が高いようだ(都合3回もミスをしたらしい)。何事も慎重の上にも慎重を期してやってもらいたい。折角定着してきた移植医療の流れを、止めないで欲しい。(6/25/99)

※ 大阪府吹田市の府立千里救命救急センターで脳死と判定された50歳代の男性から提供された肝臓の移植手術が24日午後、信州大病院で行われたが、肝臓の状態が予想以上に悪く手術は途中で中止された。移植を受ける予定だった茨城県の生後4カ月の女児は再び腹を縫い合わせ、集中治療室(ICU)に収容された。

※ 厚生省などによると、心臓移植は国立循環器病センターで実施する準備を進めていたが、男性は治療中に一時心停止するなど心臓の状態は思わしくなく、大阪大と国立循環器病センターの医師団が慎重に調べ、24日午前8時24分、移植を見送った。

※ 大阪府吹田市の府立千里救命救急センターにくも膜下出血で入院した和歌山県の50歳代の男性が24日、臓器移植法に基づき脳死と判定された。男性は脳死で臓器を提供する意思を示したドナーカードを所持し、家族も同意した。臓器移植をあっせんする日本臓器移植ネットワークが、移植を受ける患者の選定作業に入った。臓器の状態を慎重に判断したうえで、同日にも法施行後4例目の脳死移植が実施される可能性が出てきた。
 厚生省などによると、男性は19日に大阪府内で倒れ、センターに運ばれた。治療を続けたが、臨床的脳死診断で、脳死状態と診断された。ドナーカードを持っていることが判明したため、移植ネットのコーディネーターが家族に説明し、23日法に基づく脳死判定を受けることと、脳死での臓器提供に同意した。
 しかし、法律にもとずく脳死判定でもミスを繰り返し、なんだか臨床的脳死判定がだされると、臓器移植に向かって、それいけワッショイワッショイと進んでいるような印象を受ける。(6/23/99)

※ またまた指針を無視した脳死判定が行われた。どうも、移植医達のはやる気持ちは理解できるが、あくまでもルールに則ってやって貰いたい。結果は同じ様だが、ルールを無視するのとは、全然異なるものだ。どんなときでも、規則を守ってやっていきたい。こんかいは、血中二酸化炭素の濃度の結果を見ることなく、無呼吸テストに入ったようである。案の定検査の結果は、無呼吸テストに入ってはいけない数値を指し示していた。脳死判定は脳死者の意志を尊重するためと、大義名分をかざすが、法律はあくまで、法律であり、どんな理由付けをしたところで、規則違反には違いない。しかも、作為的に、初めから報道発表に隠すとは。いろいろ、余計なことを勘ぐられても致し方あるまい。一部の人が言うように、殺人と言われても致し方ない。今後とも行われるだろう、移植医療、あくまでも、規則に則ってやってもらいたいものだ。(6/15/99)

※ 脳死者の肺の状態が悪く、今回も肺の移植を断念した。また肝臓の分割移植(子供に移植したので、残り部分を複数の人に移植するという試み)も、法律にそんな決まりがないとのことで、今回は見送られた。好結果が出ることを願ってやまない。

※ 宮城県内の病院に、事故で入院していた20歳代の男性患者が13日夜、臓器移植法に基づき脳死と判定された。患者は、臓器提供を示す意思表示カードを持ち、家族も提供に同意した。臓器の状態を確認したうえで、心臓、肺、肝臓、腎臓が14日午後、摘出、移植される見通し。心臓は国立循環器病センター、肺は岡山大付属病院、肝臓は京都大学付属病院(10才未満の男性小児・胆道閉鎖症)、2つある腎臓は福島県立医科大学付属病院と仙台社会保険病院にそれぞれ運ばれ、移植される予定である。肺移植が実施されれば、同法施行後初めてで、また、肝臓も一部を男児に、残りを別の患者に移植する国内初の分割肝移植が検討されている。脳死臓器提供は3例目だが、今回は事故による脳死だったため、法的脳死の確定後に警察による実況見分が初めて実施された。

 患者は、宮城県内で起こった事故による頭蓋内出血で、救急センターに運ばれた。主治医らが脳波などの検査から11日に臨床的脳死と診断した。同病院は、日本臓器移植ネットワーク(本部・東京都港区)に連絡。移植ネットのコーディネーターが同日夜、家族に説明した。意思表示カードで患者は、心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸の提供の意思を示していた。その他の欄には「全てOK」と記載され、家族の署名もあった。患者は4月上旬に署名していた。ただ、家族のひとりが「気持ちの区切りをつける時間がほしい」と話し、13日午前9時45分に脳死判定と臓器摘出に同意する承諾書が提出された。

 同病院は、脳死判定委員会を招集。同日午前11時5分、法律に基づく1回目の脳死判定を始め、判定基準の5項目すべてを満たしたことを確認、同日午後零時50分に脳死と判定した。2回目の判定は同日午後7時5分に開始され、同日午後8時35分、法的な脳死が確定した。事故による死亡であるため、その後、宮城県警が実況見分を実施した。

 移植ネットは1回目の脳死判定後、移植する患者の選定作業に入った。移植が必要な緊急度や血液型などから、心臓は国立循環器病センターで治療を受けている拡張型心筋症の20代の男性、肺は岡山大付属病院の原発性肺高血圧症の30代の男性を選んだ。肝臓は京都大付属病院で治療を受けている胆道閉鎖症の10歳未満の男児に決まったが、成人から幼児への移植であるため、さらに別の患者へ移植する分割肝移植が検討されている。


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