アロマテラピー(芳香療法)


  最近ちらほら、アロマテラピーという言葉を良く耳にする。この目的のため、ほんに個人的に自宅や浴室で、簡単に行えるように携帯用アロマポットがでてきた。いろんな会社でのストレスの増加で、OLやBGの間でひそかに流行している。ガラス瓶にエッセンシャルオイル(精油)をしみこませた乾燥植物が入っており、香りをかいでリラックスする。ストレス解消以外にも、花粉症、鼻アレルギー等に薬効のあるものまで色々発売されている。また新しく、爪に塗るものや、アイピローに染み込ませたものまででてきた。まあ、いってみれば昔の「匂い袋」であるが、最近のこの種のものは、単にいい匂いがする、香りがするいったものでなくtherapyという目的意識のもと使用される。

 香り拡散防止型のポットやスプレーなどができて個人的使用が出来易いようになってきた。しかし、もともと匂いなるものの正体は、空気中にその匂いの微粒子が浮遊して、鼻粘膜に直接触れることにより生ずるものなので、これらの容器や器具もそのスピードを単に遅らせたものに過ぎないし、溶媒も時間的遅延だけを狙ったものに過ぎない。溶質には何等の変化もない。消費者も溶質の何者であるか、厳重に監視し留意しなければならない。

 香りを楽しむ分には何も問題はない。OA器具が氾濫、眼は疲れるし、気分はいつもイライラする。こんな時いい匂いを嗅いで、気分一新、爽やかにる。まことに結構なことである。すこし疲労感のあるとき、一杯の熱いブラックコーヒーをすすりながら、しばし静寂の世界へ、全ての脳細胞がその連関から開放された空虚の空間へ、一服の紫煙を揺らすのもリフレッシュの最たるものだ。

 現代社会はストレスからの開放は絶対してくれない。現代人はストレスとうまく調和をとり、つき合う必要がある。普段から上手に、早めにストレスを解消する方法を身に着け、耐性を高めておくことが大切である。

ご注意:アロマテラピーは確かに沢山の長所を持っている。しかしその適応には十分の注意が必要だ。しかもアレルギーによる頑強な皮膚炎等の副作用の報告も多数みられる。この場合溶質よりも、むしろ質の悪いアルコール(溶媒)の方が問題かもしれない。


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