日本での処方箋発行のための病院での検査(バイアグラ)
実際問題として、バイアグラを手に入れるには如何にしたらよいか。インターネットを通じて、あるいは輸入代行業社から購入する手だてもある。しかしバイアグラはあくまで医薬品である。医薬品であるからには、健康食品とは異なり、それなりに厳しい規制がかせられている。今まで以上に厳しい規制がかけられていることに留意したい。さて普通一般の場合は、医者に行って貰うことになる。医師によっては、直接貰えるしあるいは処方箋を交付してくれる。医師のところなら何科でも良いが、中にはバイアグラを取り扱わない医師もいるので、前もって電話して問い合わせてみるのがよい。普通一般には泌尿器科か内科の先生のところで相談すると良い。
注意が要するのは、バイアグラはそれ自身勃起をさすクスリではない。性的刺激があって初めて勃起するもので、催淫剤でもなんでもないことである。勃起したときそれを持続させ、あるいは硬度を増す作用があるだけである。ヨヒンビンなどとは全く種類の違うクスリなのだ。
次に診察である。要するにEDであるのかないのかの診断だが、通常の内科的診断がひととおり行われ、その上で、様々な角度から性機能に関 して分析が加えられる。EDは立派な病気である。病気である以上、EDとはっきり診断されれば健康保険の適応の対象になる。(薬剤費は別で全額自費)
最初のアプローチは問診(IIEF5)である。
性欲、勃起、射精、快感の状態について、まず医師に説明する。続いて性歴についての質問がある。 夢精やマスターベーションの開始時期、初交すなわち初体験の年齢・相手・状況、
それにSMや同性愛等の性的嗜好などがポイントだ。性知識に関する質問や、生育歴、つまり、家庭環境や教育環境等、生い立ちに関する質問もある。自分
の性格について自分自身どう考えるかも問われる。加えて、性生活に対するパートナーの協力度や人物像(複数であっては困る)も重要な要素として尋ねられる。原則パートナーの立ち会いが必要だろう。IIEFで21点以下なら間違いなくEDと診断されるだろう。
つまり、患 者は、ありのままの自分をさらけ出さねばならないのである。しかし、このぐらいで恥ずかしがっていてはいけない。診察では、本当に裸の自分を見せることにな
る。
ペニスのサイズ・太さ、精巣、前立腺の大きさ、恥毛のはえ具合などを入念にチェックする。検査としては、まず男性ホルモン、性欲を制御するプロラクチン、精子を作るFSHなどの内分泌検査、血液検査、尿検査などがある。勃起そのものの検査もある。塩酸パパベリンやプロスタグランディンの、それ自身えの注射をする場合もある。個室でポルノ写真を鑑賞した場合や、特殊な機械を用いて、夜間睡眠時のペニスの状態(夜間勃起)を観察する。勿論バキュウームを用いた器具等を使用して勃起の状態も観察する。
ちなみに、通常の男性ならば8時間の睡眠中に4,5回勃起を繰り返しているそうだが、きずかないでいることが多く見られる。朝勃起については皆さん先刻ご承知の通りだ。 音叉のような機械をペニスに近づけて、知覚反応を診る陰茎振動覚検査という神経系の検査もある。 海綿体に薬品を注射して、どの程度硬くなるかを診る検査や、血流の速度を測る血管系の検査なども ある。
病院では勃起に関するありとあらゆる検査を実施する。普通の病院では院内処方を出さない。原則すべて院外処方のみである。なほ自分のために処方されたクスリは、他の人に譲り渡すことが出来ない。病院で貰ったバイアグラを他人にあげることは出来ない。20才未満の患者さんにも処方されないし、とくに併用禁忌ならびに併用注意のクスリもあるので注意が要する。