バイアグラ類似薬品・昨今事情
性的関係を持った後に服用して避妊効果があるとして、アメリカで10月中句に発売された事後避妊薬(preven)が、インターネット上の輸入業者を通じて、国内に流入し始めている。未承認薬の個人輸入に関しては男性の性的不能治療薬「バイアグラ」が課題を呼んだが、副作用の危険も指摘されており厚生省は「安易な個人輸入はやめて」と注意を喚起している。
この薬は毎日飲んで排卵を抑制する経口避妊薬とは違い、受精卵が着床するのを防ぐのが特徴と言われている。暴行に遭うなど女性が望まない妊娠をする可能性がある場合、72時間以内に服用すれば98%の確率で妊娠を防げるという。
米国では医師の処方が必要で頭痛や嘔吐などの副作用がある。こうした避妊薬は国内では未承認だが、一部の産婦人科医は一部承認済みのプロジェスチンで転用している。国内でも事後の避妊は可能であるが、いろいろの危険な副作用、随伴症状のためあくまで緊急時に限るべきである。
クスリの内容(成分)からして、一般的に到底効果を発揮するとは考えにくいが、いづれにしてもこういう類のクスリは副作用が厳しい。日本にも通経剤(同じ様な成分を)なるものがあるが、下手をすると時間外緊急手術とならないかもしれない。そんなに簡単な事後避妊薬なんてあるわけないだろう。
バイアグラの他にも毛生え薬や抗ウツ剤、睡眠薬、幻覚茸類など、流入する未承認薬は増える一方だが、厚生省では「業として輸入を規制する薬事法では個人輸入は規制できず、実体は全くわからない」とお手上げ状態だ。業者は抜け道を熟知しており取締と違反のイタチゴッコだ。しかし未承認薬とはいっても、日本での承認が世界よりも遅れているだけで、その薬を必要とする人がいる限り個人輸入は必要悪だと言う意見もある。