ROLEX DAYTONA


デイトナの歴史

1950年にデイトナのルーツとなったオイスタークロノグラフが登場する。この時のムーブメントはバルジュ72(当時クロノグラフムーブメントを生産できるメーカーはヴィーナス・レマニア・バルジュの3社であった。なお、バルジュは現在エタ社に合併されている)が使用されていた。タキメータ部はデイトナとは異なり文字盤に印刷されていた。

そして1961年デイトナという名前がついたオイスタークロノグラフが登場する。1970年になるとムーブメントがキャリバー72Bからキャリバー722−1と変化し、そのため精度が上がり、アンチショック機構が加えられ、プッシュボタンがスクリューロック式になり、50m防水となった。このモデルアップにより現在のデイトナのもつスポーティーなイメージが確立されたといえる。

1980年前半にはプッシュボタンにネジをきってあるスクリューロック式のプッシュボタンをもつタイプも登場した。現在アンチークといわれているデイトナはここまでのモデルである。

1988年から現在にかけて登場してきたデイトナは、それまで手巻きであったムーブメントから自動巻きムーブメントに変更され、防水機能も50mから100mへと強化し、以前に使用されていたミネラルガラス(推測)から強度の高いサファイアガラスに変更された。またタキメータは200から400に変更され、より速いものを測定できるようになった。これらの変更は外部的なものだけでなく、クロノメーター格を取得したことでデイトナの内部的な品質をも保証することとなった。自動巻きになって以来ムーブメントはキャリバー4030のままであるが、文字盤にアラビア数字やダイヤモンドのインデックスを使ったり18kのモデルを出すなど多少の変化は見られる。

デイトナのムーブメントの変化

デイトナは当初手巻きバルジュ・キャリバー72(ロレックス722)が搭載されていた。

1988年にデイトナは大幅なモデルチェンジが行われ、ロレックスらしい自動巻きモデル(キャリ4030)が登場した。このムーブメントは、クロノグラフムーブメントで有名なゼニスの自動巻きムーブメントのエル・プリメロが採用し、更にロレックスはこのエル・プリメロのムーブメントをおよそ200もの改良を加え、新たなデイトナを生み出したした。

改良の1つにあげられるのが、普通のエル・プリメロのビート数が毎時36000回転であるのに対し、デイトナの方は毎時28000ビートに回転数を下げたことである。これはロレックスがムーブメントの負担(摩擦による注油の問題)を考えてのことであった。そのためいろいろな部品(脱進機や歯車など)を取り替えることとなった。

最も大きな改良といえるのは、カレンダー部の変更である。ゼニスはカレンダーの位置が4時と5時の間にあるのに対し、ロレックスの方は昔から3時の所にあったため、ロレックスはふさわしくないとしてエルプリメロからカレンダーを取り除いてしまった。このためデイトナのムーブメントはエル・プリメロより大幅に薄いものになった。そしてデイトナというネーミング通り、それまでのエル・プリメロは1/5秒であったところをスポーツカーレースの計測機と同様に1/10秒まで計測可能にした。また、デイトナのパワーリザーブは48時間で、左右両方から巻き上げが出来る。他にもエル・プリメロのムーブメントは、エベルやダンヒルの一部のクロノグラフに使用されている。


デイトナの人気の秘密

1961年にコスモグラフ・デイトナ(手巻き)が登場した。当時手巻きのデイトナはあまり人気がなかった。

1986年にコスモグラフ・デイトナ(手巻き)が生産中止されるというウワサがたち、将来的にこのコスモグラフ・デイトナ(手巻き)の値が高騰するとふんだあるイタリア人バイヤーが買い占めをしたため、世界中のコスモグラフ・デイトナ(手巻き)が消えた。のちに時計のスポーツウオッチ化とともにクロノグラフ人気が出ててくると、イタリア人の予想通りデイトナの人気も急上昇し、買い占めによる品薄も影響し、発売当時では考えられない値(当時の倍以上)が付くほどの人気になった。

1988年に自動巻きのデイトナが発売され、これも手巻きのデイトナほどではないが、非常に高い人気を誇るモデルとなり、特にステンレス・白文字盤のモデルは生産が需要に追いつかないほどの人気ぶりでる。

デイトナの製品ラインアップ

1、価格(店によってだいぶ差がある)

    1.   プッシュボタンにスクリューロックなしステンレスベゼル

       白文字盤80万円・黒文字盤80万円

    2.   プッシュボタンにスクリューロックなしプラスチックベゼル

       白文字盤80万円・黒文字盤90万円

    3.   プッシュボタンにスクリューロックありステンレスベゼル

       白文字盤80万円・黒文字盤80万円

    4.   プッシュボタンにスクリューロックありプラスチックベゼル

       白文字盤80万円・黒文字盤90万円

    5.   エキゾチックダイアル(ポールニューマン)

       白文字盤150万円以上・黒文字盤130万円以上

    6.   現行品自動巻きデイトナ

       白文字盤85万円・黒文字盤85万円

2、コメント

スポーツモデルの中でデイトナとエクスプローラUだけが白文字盤が存在するためか、デイトナは黒文字盤より白文字盤の方が断然人気があり、アンチークでも白文字盤の方が人気があり値段も若干高めである。しかし、文字盤の色の違いうんぬんを超えた圧倒的な人気を誇るモデルがある。それはエキゾチックダイアルである。これはかの有名なポールニューマンが映画に中でつけていた時計で、今ではモデルほとんどが100万円オーバーである。私自身の考えではかっこいいことはかっこいいが100万以上出すならフラクミューラーを買う方が賢明であると思う。



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