耐磁時計(日本工業規格)


JIS(日本工業規格)では、「耐磁」と表記できる耐磁時計の種類と性能について以下のように定めている。

☆種類 耐磁の種類は1種と2種に分けられている

 「1種 直流持戒800A/mに耐えられる時計。すなわち、日常生活中の磁気を発生する機器に、時計を5mまで近づけても、時計としての性能を維持していることが水準条件。

 「2種 直流持戒1万6千A/mに耐えられる時計。その水準の目安としては、1種と同様のケースの場合、磁気発生物に時計を1cmまで近づけても性能を維持していることが条件。

☆性能 耐磁時計は次の項目への適合が要求される

 <1> 耐磁試験は、完成された時計で実施されるが、クォーツ式腕時計の場合、耐磁試験で全てのモーターが止まらないこと。

 <2> 機械式腕時計の場合、耐磁試験前後の歩度(1日あたりの進み遅れ)を測定し、以下の値以下であることが必要。

  (a) ムーブメントの直径が20mm以上、または丸型ケース以外で、ムーブメントの面積が314A以上の場合、日差±30秒以下。

  (b) レディース時計のように、直径20mm以下、面積が314A以下の、極端に小さいムーブメントの場合、日差±45秒以下。


*日常生活中の磁気発生体

種類

密着させた状態

5m離した状態

テレビ 480〜800
電話(受話器) 4000 400
スピーカー 4000〜12000 0〜400
電気カミソリ 8800〜10400 400〜800
冷蔵庫 32000〜64000 400〜1200
磁気ネックレス 64000〜96000 40〜80
保温トレイ 120000 1600
磁気の強さ=A/m

*ガウスとA/m

  ガウス 磁束密度
  A/m  磁界強度

1A/mとは100Wの直流磁界での磁界強度を表し、ガウスの関係は1ガウスが80A/mとなる。すなわち、1000ガウスの耐磁時計とは8万A/mの耐磁機能を持っている。


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