防水時計の分類表  


     
                                              
JIS規格

JIS規格 

1種潜水時計 

2種潜水時計 

1種防水時計

2種防水時計

名称

空気(scuba)飽和潜水防水

飽和潜水用防水

日常生活防水

日常生活強化防水

仕様

200米防水 

1000米防水
 600米防水
 300米防水
 100米防水

3気圧防水


20気圧防水
10気圧防水
 5気圧防水
                               

 最近エルジンから、世界で初めてなんと8000米防水というのが出された。DEEP Diverという。特殊液体をダイアル内に密閉することで、機密性を高めこの深さを可能にした。スイス連邦の特許を獲得したとかで、一個づつ検定証明書が添付されているという。もちろんほんとならdeepdiverどころか、大変な革命だと思う。ゼンマイからクオーツに変わったどころのさわぎでない。知人の圧力力学専攻の先生に聞いたところ一笑にふされた。きみお遊びだよ、お遊び。確かに防水性は向上しているが、そんなんできたら、ノーベル賞いくつあっても足りないよと。(世界限定500個 39800円)でも夢があるよな。DeepDriverして深海魚と対面とでも行くとするか。

 機械式であれ、クォーツであれ、メカ(そして電子回路)の弱点といえば水。ムーブメント内に水が侵入したが最後、時計の機能は大幅に低下し、最悪の場合機能を停止してしまいます。これを防ぐことができるのが防水ケース。これを初めて現実のものにしたのがROLEXのOYSTER CASEでした ( OYSTER WATCH COMPANEY の実現した技術を買い取ったともいわれていますが、詳細は不明です)。時計に水が浸入する経路となり得る場所は、構造のつなぎ目、即ち、ガラスとケースの間、ケースと裏蓋の間、ケースとリュウズの間、などですが、中でもリュウズに関しては、その可動性と水密性を両立させなければならず、技術的に最も困難な部分でした。OYSTER CASEは、リュウズをねじ込み式にすることによってこれを解決しました (1926年に特許取得)。これは、リュウズを反時計まわりに回転させることによって引き出し、巻き上げ、さらに今度はリュウズを押し込みつつ時計回りに回転させることでリュウズをしっかりロックすることができる、という画期的なものでした。国産の防水腕時計が登場したのはそれよりかなり遅く、1949年のことでした。 SEIKO `ウォータープルーフ 'がその製品ですが、裏蓋がねじ込み式にこそなっていたものの、そこにパッキンを有さない構造であったため、その防水能力は低かったようです。本格的な国産防水腕時計の登場には、それからさらに10年後、1959年まで待たなければなりませんでした。CITIZEN `パラウォーター 'は、`フレンドシップくろしお63号 '実験の成功によりその名を高めました。これは、腕時計を水中に露出させた状態でブイに組み込み、太平洋を横断させるというものでした (一見機雷と間違えそうな形をしていたため、蓋に ` NO DANGER! 'と大きく赤で記されていたのがご愛敬です(笑))。その後、国産腕時計メーカー各社による防水時計合戦が勃発しました。しかし、過熱するカタログスペック競争に、実際の技術力が伴っていなかったために浸水事故が続出、結局ブームは数年で去ったのでした (最近もよく聞くような話ですね(笑))。現在では素材技術、金属加工精度の飛躍的な向上により、数百メートルオーダーの防水腕時計が安価に量産できるようになりました。今日主流であるクォーツ腕時計では、リュウズによる巻き上げ機構が不要のため、リュウズが押し込まれた状態で回転できなくても問題なく、そのため 10気圧防水程度の機能ならばねじ込み式にせずとも実現可能となっています。最近SWATCHにSCUBA200と言う製品が出てきて防水機能を宣伝していますが、これはお遊び時計のようです。


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