ミハス(白い街)
フリヒリアナから80 Km 先にあるミハスは、ヨーロッパ各地の金持ちたちの別荘地で、午後の暖かい陽光が気持ちよい。フリヒリアナと違ってここは完全な観光地で、今でもタクシー代わりにロバが使われるのは、観光客を乗せるためである。ただし、お尻にロバの臭いがつくのを覚悟しなければならないアンダルシアでは強烈な太陽の日差しを遮るために、毎年日差しが強くなってくる3月に壁を白く塗るという。道を細くし、窓を小さくとり、壁を白く塗ることによって、建物に入る熱を少しでも抑えようという生活の知恵である。ミハスで一番絵になるサン・セバスチャン通り(丘の上からの海の展望が素晴らしい)。その裏通りには一軒一軒、鉢植えの花が飾られている。白い漆喰壁と赤い花のコントラストが情熱的で目にしみる。壁の厚みを物語る深く彫り込まれた窓の陰影が美しい
山間部に密集して建物が立つさまは壮観だ。しかし、狭い路地の階段や路上駐車などで消防車や救急車が通れないところが沢山ある。白い村はベネティアと同じように前近代的な生活環境に内在する問題を抱えている。
白壁とベージュの屋根との対比が面白い。
スパイン紀行