スペイン紀行目次
茶色の風土、ピネレイを超えれば緑は全くない。太陽と情熱の国、フラメンコと闘牛の国。スペインを語るときによく使われるフレーズだ。でもスペインの魅力はそれだけではない。古くからさまざまな民族と文化が交錯してきたこの国では、首都マドリッド、バルセロナをはじめ、地方や町ごとに多彩な個性をもつ。とくに8世紀にわたってイベリア半島を支配したイスラムの影響は大きく、その痕跡は建築や芸術など豊かな文化遺産の中に息づいている。
スペインに行くことになった。スペインは2回目の訪問となる。綺麗な街マドリッド、遺跡の様な茶一色な街トレドはどう変化しただろうか。30年間以上も時間がたてば昔の面影は全くないかもしれない。ベラスケス、ELグリコやゴヤにも再会したい。以前来た時は大変物騒な街だった。大きな事件は無いもののこそ泥、置き引き、結構ひったくりが横行していた。この時は日本人旅行者添乗員が旅行者から預かっていたパスポート20数冊を丸ごとヒッタクラレタ。この事件以来、ツアー客のパスポートは預からないようになった。現在は住みごこちよい街に変化しただろうか。今回マドリッドの街中、公共施設の建物の寫眞を取っていると警察官に呼び止められた。公共施設の写真を取ってはいけないのかと思った。外国には軍事関連施設、駅構内、公共建設物、橋等が撮影禁止されている国々が見受けられる。スペインも内戦の影響がまだ糸を引いているのかもしれない。この警官は僕に注意を与えた。カメラは必要以外は鞄の中え仕舞えと。ひったくりに襲われるからと。いまだ(2011年)まだ全く落ち着いた状態ではないのだ。かっての世界一番の大国、王制につずいた独裁政治も倒れ民主的な政治体制となったが人心は未だ安定はしていないようだ。ギリシャにつずいてポルトガル、スペイン、イタリアも通貨不安である。
イスラムの香り、フラメンコ、闘牛、花、太陽の光と影(北部カタロニア地方バルセロナでは2012年より闘牛禁止)。情熱の国スペインのイメージの多くが、ここアンダルシア地方にあるようだ。スペインは情熱と陽光の国と表現されている。2度目の訪問になるがまた違った目で楽しんできたい。スペインは明るい太陽が降り注ぐ、オリーブとワイン、それに海の幸に恵まれた国。雨が少なく、ほとんど雲さえ見かけません。乾燥していてサバンナ気候に近いような雰囲気で、暑さは内陸では50度にも達することがあり、今回セビリアでは30度超すを経験したが、湿度が極端に低い(20〜30%程度)のでカラッとしてさわやかだった。ワインがおいしく、また新鮮な魚介類が豊富で味付けも日本人の口に合うと思う。パエリヤもタパス(小皿)料理も最高でオレンジやチョコレートも有名。
今回の旅は疲れそう。旅行社にすべて委託していたので、早朝より深夜まで予定一杯。若い時ほど無理が効かなくなった今は倒れるかもしれない。オマケニ頼んでいたC席取れず、挙句の果てはドイツで2回の乗り継ぎとなったしまった。しかし、懐かしのルフトハンザ(一昨年のフランクフルト行で利用)でひとまず安心かも知れない。たった一週間で北から南まで(バルセロナ・マドリッド・アンダルシアまで)回ろうとするのが土台無理かもしれない。
闘牛禁止問題
それぞれ土地の文化があり一概に全面禁止せよとは言いずらい。でも観戦した限りでは惨たらしいとしかいいようがない。闘牛には一定のルールがあり、これに合わせてプログラムが進行される。暴れ牛の前に立ちはだかる闘牛士が決死の挑戦を演じる。闘牛士は英雄かスポーツマンかあるいは単なる殺人者かは判断しづらい。是が文化の違いだろう。でも実際観戦した時、牛が死ぬ瞬間は生涯忘れることが出来ない。酷いの一言のみ。イギリスの動物愛護団体は逆撫でされるだろう。そうかと云って動物愛護団体即ち菜食人種とは限らない。動物愛護団体に所属する人たちも肉を食しているようだ。完全な菜食句主義者は、ほんの僅かと思う。日本人もクジラを食べる習慣がある。難しい問題だ。イギリスも人種問題、人権問題、宗教差別問題、アイルランド問題等多苞的だ。
現地情勢
空港到着直後現地ガイドから治安の悪さを指摘された。5つの例(手口)をあげて注意を喚起された(バルセロナでも3つの例(手口)を上げて同様の話を日本人女性ガイドさんから聞いた)。スペイン人よりも海外(南方)からの移民問題や何時までも安定を見せない経済事情のため、失業者の増加問題いろいろの要素があるが街中は最低の状態だ。肥沃な土地、食料は贅沢をしなけば食っていける。それ以上を求めて貯蓄をしようとする向上心が湧かない国民性が何時までも経済的未発展国の範疇に入るのだ。現地のガイドさん(日本人)はこれらの移住者が悪に走るのだという。スペイン国内の南北の感情的対立や地域主義の表れなどからも、国内は対立気味だという。北部のカロニア地方はスペイン本国から独立希望だと言うが。
(文中敬称略)