9月29日 (木)  秋晴れが続きます。今日も午後から暑くなって、28℃でした。

今日の最終本会議では、足かけ32年間の議員活動で体験したことのない、自分の立場を実感しました。
竹山市長が提案した阪堺線支援策の補正予算を巡り、議会内の対立構図が緊迫しました。大阪維新の会(13)と公明党(12)が関係予算を削除する修正案を提出。維新に所属する議長に採決権はありませんから、両会派の議員合計は24です。田中丈悦議員が維新・公明側に付くことを表明したため、反対者は25人になりました。
これに対して、市長提案への賛成会派は、ソレイユ(10)、自民(7)、共産(8)の25人。まさに賛否伯仲で、私の対応によって可決・否決が決まることになりました。
提案された支援策は、阪堺線にLRV(低床車両)を導入するためのもの。そのこと自体には維新も公明も反対ではありません。維新の水ノ上議員に至っては、前議会で「低床車両導入は、阪堺線復活の起爆剤」、「まず1両、試験的にでも導入してほしい」、「スピード感が必要で、早期に決断していただきたい」と市当局に迫っていたのです。ところが、その水ノ上議員が修正案の提出者となっているので、「いったいどんな心境ですか」と問いかけました。
●尾を引く2年前の市長選。そして、議会への配慮をかいた市当局
私の質問に水ノ上議員は、「市長から提案があって、率直に喜んだ」と答弁。多くの議員が同様の気持ちではなかったでしょうか。にもかかわらず事態がこじれた背景には、2年前の市長選挙があります。LRT(新型路面電車)を推進しようとした現職市長が敗れ、当選した竹山市長はLRT計画の中止こそ自分の「1丁目1番地」だと強固に主張してきました。前市長を推した「旧与党会派」の議員にとっては、LRT復活に耳を貸さず、阪堺線支援に力を入れる竹山市長の姿勢は不愉快であるに違いありません。そのことを承知していたはずの市長が、十分な説明や意向打診をせず、事を急いだことが一部議員の対応を硬化させた一因です。
●判断に必要なことは「市民の利益、そして市民の思い」
私は、「市当局が議案提出にあたって一工夫すべきだったのではないか」と指摘。しかし、「判断に必要なことは、“市民の利益や市民の思い”だ。高齢者、子連れ乗客、障がい者などにとって、低床車両導入は一日でも早く実現してほしい願いだろう。実現のため募金活動も始まっており、関心ある市民の行動を呼び起こすためにも、市長提案に賛成する」と意見表明。採決の結果、修正案は否決され、市長提案が可決されました。賛否の数は「26対25」でした。

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