8月19日 (日)  明け方は掛け毛布がほしかったのに、日中は33℃。夕立で少し緩和…

朝日放送や関西テレビのコメンテーターとして活躍していた山本健治さん(ヤマケン)が、5月に「橋下徹論」を上梓しました。知人のHさんが持ってきてくれた本を6月初めに読んでいたのですが、先日送った「議員活動報告」への礼状に添えて著者からも一冊届きました。高槻市議や大阪府議の経歴を持つヤマケンは、高校、大学を通じて私の2年後輩ですが、私がかつて会派名にした「非所属」は彼が使い始めた言葉で、政治的な立脚点の確立では先輩というべき人です。
「とんでもない、とほうもない、とてつもない」との副題が付いた今回の著作では、「ハシズム」への高支持率の背景、「口八丁手八丁」の政治手法、知事として何をやったか、「大阪維新の会」の実際の姿、大阪市の腐敗堕落がもたらした橋下人気などについて、丹念な取材に基づいて分析。また、維新「船中八策」は政治哲学を欠いた「単なるレジュメ」だと、手厳しい論評を展開しています。
そして最後に、「何よりも問題なのは、あれだけ大阪を変える、元気にすると言いながら、結局ほうりだしてしまうことである。大阪府民・市民は、知事・市長が橋下氏であろうが誰であろうとかまわないのである。要は、大阪が陥っている逼塞状態、閉塞状態に何とか穴を開けてほしい、『ワースト1』などというのを返上してほしいと願っているのである。せっかくいままでと違う知事・市長が出てきたと思っていたら、いつの間にか、どこかにいってしまったでは不信感しか残らない」と書き、「賞味期限切れ」になる前に次々と目先を変える噛みつき手法を批判しています。

●「弱い者いじめ」に、いじめ対象でない弱者が拍手?
余談ですが、この日記を書いている最中に、神戸市議の浦上忠文さんから電話をもらいました。用件を終えて橋下政治に話題が及び、「ほんとうは弱い立場にいる人が、橋下氏の弱い者いじめを応援する…という事態を何とかしなければ…」という浦上さんと、気持ちが通じました。ヤマケンの著書には「彼等は、過去言われてきたようなマスコミ的メディアだけではなく、今日の情報化社会、IT社会のツールを見事に使いこなす、新しい時代の旗手でもある」との下りもあります。「いじめ」事件をめぐる社会現象とも共通する政治手法との闘いになるのでしょうか。


■「橋下徹(ハシズム)論」=第三書館(2012年5月1日刊)定価900円+税

493-1.jpg