8月18日 (火)  不順な天候に備え折り畳み傘を持参しましたが、静岡も東京も不要でした。

健康福祉委員会の視察で静岡県議会を訪問。静岡県は、「介護・福祉の先進エリア」を標榜し、様々な取り組みを進めています。同県健康福祉部各課の取り組みを調査しました。

●ふじのくに長寿安心プラン
日本全体が超高齢社会を迎える中、静岡県の「健康寿命」(健康上の問題で日常生活を制限することなく生活できる期間)は、女性が全国1位(75.32歳)、男性が全国2位(71. 68歳)です。また、介護を必要としない自立した高齢者の割合は約85%で、全国的にも高い県の一つだそうです。今後さらに健康寿命の延伸を目指して、「ふじのくに長寿安心プラン」と名づけた長寿者保健福祉計画を策定しており、その内容などについて、また、同県が作成した「見守り手帳」、認知症の介護にあたる家族からの要望に応えて「介護中」と記した介護マークなど、積極的な取り組みについて、長寿政策課長・桑原裕明さんから説明を受けました。

●ふじのくに型福祉サービス
また、同県では、年齢や障がいの有無にかかわらず、制度や窓口の垣根を越えて、住み慣れた地域で安心して暮らせることを目指し、「ふじのくに型福祉サービス」をすすめています。そのひとつが、誰もが自由に集い、自由に過ごせる「居場所」づくり。島田市での無人駅駅舎を利用した「サヨばあちゃんの休憩所」、三島市の自治会館で定年退職後の男性が運営する「コミュニティカフェ悠遊」などの事例を紹介していただきました。説明に当たった地域福祉課長・勝山明彦さんによると、「将来、中学校区(約250)に一つ設置を目指す」とのこと。もっとも、今年3月末での設置数は79で、各自治体によって取り組みに温度差があるようです。なお、居場所づくりのほか、「ワンストップ相談」や「共生型福祉施設」の実現にも取り組み、「垣根のない福祉」を実現しようとしています。

●介護事業所キャリアパス制度
高齢化の進展に伴い介護人材の確保が課題となっているにもかかわらず、賃金水準が低いことなどから介護職場の人材不足が全国的に問題となっています。このような状況を打破するため、同県では介護職員が、能力、資格、経験に応じた適切な処遇が行なわれることによって、長く働き続けることができるよう、介護事業所への「キャリアパス制度」の導入に取り組んでいます。「導入ガイド」を5000部作成し、実現を目指している介護保険課長・杉山勝さんは、「これまで介護職場はネガティブな側面が宣伝されてきた。しかし、今からはポジティブキャンペンーンが必要だ」と強調されました。なお、各課長の説明を聞いた後、県庁舎西館の正面入口脇に設けられている一時預かりの保育所を見学しました。

●明日の視察に備え、東京へ
静岡県視察後、東京に向かいました。宿はJR目白駅に近いホテルです。夕食場所を探して高田馬場駅近くまで歩くと、駅前では安保法案に反対する市民グループが活動していました。
ところで、夕食については、視察制度の改革を目指して、自分で場所を選びました。その経緯やねらいについては、また改めてご報告するつもりです。

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