8月19日 (水)  天気予報を見ると堺では雨のよう。東京は厳しい日差しが戻っています。

今日の視察先は、板橋区です。同区には、20歳台での初当選以来、長年にわたって区議として活躍し、2007年の区長選挙に挑戦して敗れた旧友の倉持和郎さんが居ます。一昨日連絡をとると、現在は選挙管理委員を務めているとのこと。「丁度用事もあるから、議会事務局で待っている」と言ってくれ、視察に入る前の5分間ほど歓談し、旧交を温めました。

板橋は東京23区の西北部に位置し、古くは中山道の「板橋宿」として発展した歴史を持っていますが、まちの印象は「下町」です。人口54万6千人のうち、65歳以上の高齢者数は12万3千人で高齢化率は22.6%。また、75歳以上の後期高齢者数は5万6千人(10.6%)です。

●高齢者施策
日本経済新聞が発表した「第2回介護・高齢化対応度調査」では、全国第1位とされました。もっとも、今日の説明に当たった健康いきがい部・長寿社会推進課長の久保田義幸さんによると、「自分たちの実感としては10位くらい」とのこと。ただし、上位の評価を受けた要因として、区内の医療資源の充実、在宅高齢者に対する医療・福祉の総合的なサービス提供に取り組んできたこと、民生児童委員の意識が高く見守り態勢が構築されていることなどを挙げられました。また、シニア世代の学びの場として開設している「板橋グリーンカレッジ」の卒業者が3500人となり、そのOB会の自主的なボランティア活動なども盛んだそうです。

●小規模保育事業について
他方、板橋区では人口が微増傾向にあり、若い世代の流入も多く、保育所の待機児童数が昨年4月で515人、今年4月では398人ありました。そこで、短期間で整備できる施設として、2011年に区の空き施設を利用した「板橋保育ルーム事業」をスタートさせました。東京都が「スマート保育事業」という補助制度を新設した2014年からは、これを使って、区内20か所で運営開始。今年は26か所に増えています。
この事業は、0〜2歳児を対象として、6人〜19人の少人数で運営するもので、家庭的保育(5人以下)と認可保育所(20人以上)の中間をなすものです。事業類型としてはB型(資格保有職員が2分の1以上)をとるが、実態としてはほぼ全職員が資格者となっているとのこと。子ども家庭部・保育サービス課長の佐藤芳幸さんは、「人材確保を考慮してB型としたが、A型(全員保育士)への移行も考えている」と語り、また、「現在は子どもの数も増えているが、将来の減少も見込んでの施設整備の検討が必要」との見解も示しました。
なお、「子ども家庭部」の仕事場の様子を見せてもらいましたが、「キッズコーナー」を設けるなど、来庁者への配慮も行き届いています。

●「Meisei小規模保育施設」を見学
板橋区議会での調査の後、区役所から10分ほど歩いた地域のマンション1階に学校法人板橋明星学園(幼稚園)が開設した「Meisei保育園」と子育て支援センター「Baby&Beans」を見学。橋本信子園長にご案内いただきました。

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