10月24日 (月)  熊本市街は各所に地震の傷跡。屋根を覆うブルーシート、崩れた家…

健康福祉委員会の行政視察で熊本市を訪ねました。4月の地震から半年を経たとは言え、この時期に訪問することにやや躊躇していたのですが、現地の方のお話によれば「賑わいを取り戻すためにも大歓迎」なのだそうです。

●熊本市動物愛護センターの震災時の活動など
まず訪ねたのは同市動物愛護センター。市域東部に立地するこのセンターは震度7を観測した益城町に隣接した地域にあり、入り口の石垣も崩れたままです。応対して下さった同センター職員の話によると、被災時には備品等が床面にちらばるなど被害は大きかったものの、犬や猫を収容し建物は無事だったとのこと。しかし、水道が止まり、飲料水は給水に頼ることができたが、動物たちを洗う水は川から汲み上げて来るなど労力を要したそうです。また、市民が避難所に同行したしたペット、家屋倒壊などによって飼い主から離れた犬、猫などへの対応など、同センターが直面した様々な課題についての説明を受けました。
なお、熊本市では従来「動物管理センター」であった同施設を、2002年に「動物愛護センター(ハローアニマルくまもと市)」と改称。安易な犬猫の引き取り依頼者への説得を強化するなど、「愛護施策」に力点を置いており、2007年にはガス(CO2)による殺処分を中止し、以後、「殺処分ゼロ」を目指す動物愛護行政を展開しているとのことでした。

●熊本市議会で「慢性腎臓病(CKD)対策事業」を調査
続いて、熊本市議会を訪問。同市の健康づくり推進課が取り組んでいる「CKD対策」について説明を受けました。同市では腎臓病による人工透析を受ける患者が多く、2008年の医療施設調査では政令市のトップでした。そんな状況に危機感を抱いた保健師たちが、市内医療機関のキーマンたちと接触してプロジェクト会議を開催。2009年には市長をトップとする「熊本市CKD対策推進会議」を設置しました。その後の様々な取り組みにより、全国人口100万人あたりの新規透析導入患者数の割合は、2009年当時全国の1.47倍であったものが、14年には1.12倍に、15年の速報値では0.99倍となるという大きな成果を収めています。