2月14日 (日)  自宅を出る際、コートは不要と判断したのですが、福岡では冷たい風が…

昨年12月18日、福岡県飯塚市議会が政治倫理条例を改正し、議員の資産公開制度を廃止しました。「制度が形骸化している」との理由で条例の肝を抜き去った議員たちの暴挙に、飯塚市民の怒りを声が高まっています。今日午後、「12.18を忘れない!政治倫理条例の資産公開を考えるシンポジューム」が開催されたので、ほぼ30年ぶりに飯塚市を訪ねることにしました。

条例改正は、12月定例会の最終本会議に14議員が提案。委員会付託をすることもなく一気に可決するという早業です。反対したのは、公明党4人、共産党2人、無所属2人の8人だけ。急を聞いて傍聴席に駆けつけた市民から、「恥知らず」の声が飛んだそうです。
飯塚市議会が政治倫理条例を制定したのは1986年。堺市の条例制定を聞いた市民の皆さんが83年に請願署名を集め、県立高校跡地をめぐる汚職事件を契機に制定に至りました。まさに嚆矢となった飯塚市での制定以後、政治倫理条例は九州各地に広がり、現在、福岡県内60市町村のうちで未制定は2市3町1村だけです。条例内容もどんどん進化しました。

●「資産公開は政治倫理条例の大黒柱」(齋藤文男さん)
シンポでは、政治倫理・九州ネットワーク代表の斎藤文男さん(九州大学名誉教授)が講演。開口一番、「飯塚というのは、詰まらん議員のいるまちですね!」と強い怒りを表明した上、市議会の行いは「市民に対する謀反だ」と語りました。さらに、「資産公開は政治倫理条例の大黒柱。これをなくして条例は成り立たない」と述べ、「まだ報道されていないが、政治倫理審査会の規定も改悪して、機能させないようにした」と市議会多数議員による改正のねらいを論評。そして、「県内各自治体の条例と比べれば最低ランクだった飯塚市の条例の復活を求めるのではなく、この際、もっと進化した理想的な条例の制定を実現する市民の運動が必要だ」と強調されました。
講演終了後、30年前に条例制定運動に取り組んだ市民グループの代表だった有松賢作さんらの呼びかけで、「資産公開を考える会」の設立が提案され、運動が始まることになりました。

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