《2016.9.2
(1743)

※9月1日以前の日記は、前ページに掲載

大綱質疑の最終日。今日予定されていた私の出番は、本会議終了後の決算委員会で、年長議員として正副委員長選出までの議事を担うだけでした。
●西村議員が「知る沖縄戦」で市教委批判
ところが午後の大綱質疑で、自民党・西村昭三議員が堺市立の中学校・小学校各2校が朝日新聞社発行の『知る沖縄戦』を補助教材として採用したことに対して、まさに「いちゃもん」とも思える批判を始めました。西村議員は「虫けら扱いとまでは言わないが、人間扱いされなかったととれることが書いてある」と主張。まるで「偏向教材」を使ったと言わんばかりに、市教委を執拗に追及しました。
●緊急質問の許可を求める
沖縄の人々に対するあまりにも無理解な主張に驚き、市教委に事実認識を質すための緊急質問を試みました。堺市議会では緊急質問の申し出があると、会議を休憩して議会運営委員会を開くことになっています。大概は反対多数で私の緊急性主張を受け入れないのですが、何と今日は、当の西村議員も含めて全委員が私の質問を認めました。

教育長の答弁を受けて私は、「市教委の方針は明確で、いささかも偏った教育をしていると批判されるいわれはない」と評価。「ただ、最近、声高に叫んで平和や戦争に反対するのを抑制しようとする動きがあることを危惧する。非核平和都市宣言をしている堺市は子どもたちに平和を教える責務があり、再び日本で戦争が起こることがないように世論をつくることは私たちの使命だ。また、沖縄の人々の苦しみや人間の平等を教えることも大切だ」と主張。「市教委は、ひるむことなく正しい平和教育を進めてほしい」と要請しました。

●沖縄の人々の歴史観に触れ、仲里利信衆院議員の「質問主意書」と政府答弁に基づいて市教委に質問
演壇に立った私は、しばらく言葉を発することができず、黙想しました。およそ40年前、初めて沖縄を訪れ、当時の県立平和資料館に展示された集団自決の写真の前で溢れる涙をこらえられなかったことを思い出したからです。その体験から語り始め、今年4月に翁長雄志知事や旧知の真栄里泰山さんから聴いた沖縄の人々の歴史観を紹介。
そして、仲里利信衆議院議員(沖縄4区)が提出した「補助教材『知る沖縄』の使用に関する質問主意書」と、これに対する政府の答弁書に基づいて、市教委の見解を質しました。仲里代議士は、下村博文文科大臣(大臣)の国会発言の真意をこの質問主意書で確かめています。政府答弁は、「文科大臣は、『知る沖縄戦』が不適切とは言っていないし、批判もしていない」との内容でした。堺市教育長も、私の質問に「政府見解と同様、この教材が不適切なものとは認識していない」と答弁。西村議員の批判は当たらない旨の毅然とした態度を示しました。
●最後に、「声高な抑制意図にひるむことなく平和や沖縄の人々の平等への思いを教えてほしい」と要請

※西村発言の内容や経過を、渕上猛志議員がブログにまとめています。ぜひご一読を!

月2(金)台風経験がない地方の爪痕に心が痛みます。今日も32.9℃の真夏日です。

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